身欠きニシン漬け、アンチョビ瓶詰め、イロロ定食


花見が近づいたのでいよいよおドブ様を絞ります。

絞るったってステンレスのざるにジャーっと流しておたまでぎゅっぎゅっとやるだけなので簡単なんだけどね。

予想通り薄ピンク色のものができた。これを冷蔵庫で冷やしておく。

さて、ここで取り出したるは、先日三越デパートの北海道展で買っておいた身欠きニシン。身欠きニシンはこの頃はソフトのものが主流のようだが、こいつは昔ながらの本乾である。これをぬるま湯洗いしてエラのところの骨を取り、二つに切る。

そして、おドブ様を濾した残りの酒粕をタッパーに敷き、ぬか漬けのぬかをちょいと貰い、さらに新たなぬかと塩を投入し、よくかき混ぜる。

これを床として身欠きニシンを漬けるのだ。

これでラップをかぶせてフタをして野菜室で3ヶ月熟成させる。これは、北陸地方の郷土料理らしい。めちゃくちゃ旨い酒の肴ができるそうだwww。うーん、でも封切りは6月下旬か〜。長いな。

魚の保存食といえばすっかり忘れていた、カタクチイワシで仕込んだ自家製のアンチョビ。こいつを野菜室に入れたままだった。いい機会なので瓶詰めしておこう。

ロールして瓶に詰めながらオリーブオイルを入れていく。

完成! ちょっとだけどね。今年は機会があったらたっぷり仕込みたいな。M君、またよろしく頼むぜ!

残った汁は魚醤である。発酵臭があって旨いので、もちろん捨てない。

男木島のイロロという海藻をもらったので、

ニラとともに炒めて、この魚醤とアンチョビで味付けしてみた。

イロロの味噌汁も。生ではワカメよりぷりぷりして硬いが、炊くと柔らかくなって美味い。イロロ、初めて食べた。高知の宿毛あたりではかなり食べられている海藻らしい。

というわけで、ぬか漬けを出して今日の昼は「イロロ定食」(笑)。

瀬戸内には他にもまだまだ食べれる海藻があるらしいので、お楽しみに♬

※山暮らし時代のおドブ様づくりは過去の日記に多数記されていますが、まずは2006.12.5あたりがオススメです。

酒とスギ


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