相方と新曲の声合わせをやる。相方には 小野リサやジョビンの曲を頻繁に聴いてもらっていたのだけど、ボサノバの歌いかたは意外に難しい。抑揚やビブラートをつけてウマイ風に歌うとボサノバにならない。ごく普通の、喋るようなささやくような歌いかたでいいのだ。しかし、それではっきりと言葉が聞こえなければいけないし、抑制の効いた情感が欲しい。すなわちカラオケ的歌い方の対極にある方法なのだ。
しかし、これが実に難しい。というわけで相方に何度も何度もしつこく注文をつけて、歌いかたを修正してもらう。ギターの難易度もかなりのものだ。カポなしのE♭キー、しかもほとんどがテンション・コード。一気に5フレットも左手が移動するコード進行もある。ん~大変かな。というわけで、これから個展ライブまでの期間、毎日メトロノームを前にした戦いの日々が続く・・・。