骨董市、馬頭観音


毎月第一土曜日に、桐生で骨董市がひらかれるので行ってみた。お目当ては囲炉裏道具と山道具だ。囲炉裏用の弧を描いたゴトク(ワタシ)をずいぶん前から探している(下図参照)。これはよく考えられた道具で、この上に載せて焼くと囲炉裏の炎を立てていても焦げることがない。といっても直火を使ったことがない人にはイメージがわかないか?

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総会へ


イラストマップの本描きが片付かない。そのうちに集落の定期総会の日がやってきてしまった。どんなに忙しくても、この日ばかりは出ないわけにはいかない。午後から会場の分校跡の建物へ。今回、鬼石町が藤岡市に合併することで、いろいろと決まり事が変わったりする。人事の取り決め、そして会計報告があって終了後は宴会となる。

今回、相方が会計の書類を手伝ったこともあってか、イタルさんがわざわざブランド焼酎を1本別口で買ってきてくれ、宴席でがんがん注がれてしまう。仕事で寝不足の上に(この日も昼までみっちり格闘してたのだ)、昼から茶碗で濃いめの焼酎のお湯割り。うーん効く効く・・・。しかし、ここぞとばかりさりげなく山村ネタ取材にまわるのであった。

夕刻、イタルさんとは義兄弟にあたる同じ集落のSさん宅によばれる。薪ストーブにあたりながら、また焼酎。初めて訪れたSさん宅はアトリエとほとんど同じ造り。なんと大工さんが同じ人なんだそうだ。今年84歳のSさんは、イタルさんの農作業の手伝いにやってきたときに何度か僕らと接触していた。しかし、敷地の薪の量とその積み方に圧倒される思いだ。なんというか、現役の山村人の佇まいには有無を言わさぬ迫力を感じるのである。

「酒はあるんだ。いつでも遊びにきな」そうSさんは何度も僕らに言って、おだやかに笑った。


ある堰堤


一日じゅうイラストの仕事。夕刻、藤岡まで降りて買い物。途中、スーパー林道の入り口にある沢の堰堤を写真に撮る。昨年から半年くらいかけてダラダラと工事をやっていた砂防堤であるが、できたとたんにすでに天端まで土砂で埋まっている。しかし、ここに堰堤を作る意味は全くないと思うが・・・。一帯は間伐遅れの線香林で、雪折れの自然間伐が多数入っており、倒木がずいぶん見られる。そして間から常緑樹が生えてきて中層を満たし始めている。この堰堤一個で工事費数百万はくだらないだろう。

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二人


連日、イラストマップの本描き。しかしいつものことながら、手をかけすぎて金銭的には全然合わない。金銭にしばられて仕事をすることを、あるとき僕は止めてしまった。だから、これでいいのだ。とはいえ、僕のイラストマップの仕事はまだ完全燃焼していない。いつも、何かにつまづいている。

昼過ぎて、お腹が減ったのと気分転換に万場の蕎麦屋「まるい」へ食べにいった。アトリエから万場へ食べにいき、買い物をして戻ると1時間ちょっと過ぎるくらいだ。ここが一番近い町である。でも、

「♪この街のメインストリート 僅か数百メートぉお~♪(by 浜省)」って規模の町なんだよね(sanzokuameさん、パクってスイマセン)。

アトリエに戻って仕事中の夕刻、廃材角材でお世話になっている鬼石町在住のIさんが突然遊びに来た。イタルさんと供に囲炉裏部屋で飲んだ。Iさんが小ジャガイモを囲炉裏の灰に埋めて焼いてくれた。僕らが初めて作ったジャガイモを、生粋のH集落の二人が「ん、うんまい」と褒めてくれ、囲炉裏の時間を楽しんで、帰ってくれた。本当に嬉しかった。

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「類推」と「直感」


昨日の畑仕事は予定よりだいぶ進んだ。今日は午前中だけ手伝う約束だが、それも早く終わった。ここに住む人たちにとって、ジャガイモを植えるということは、畑シーズンの始まりを意味する重要な行事なのだ。

「いやあ、ありがとう。オオウチさんたちのおかげで本当にうまくいった。一人というのは、二人の半分にはなれないね」

などと先生は意味深なことを言うのだった。

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