スギの床と軽い家具


ちょっと前、IKEAのイス「ポエング」の記事にアクセスが急増していた。どうやら暖炉とポエングという二つのキーワードでググると検索上位にこの「囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio」ブログが引っ掛かるらしい。

その記事に、私は次のように追記した。

「ポエング」を使い始めて半年。ますます気に入っている。さらに気づいた良さは簡単に持ち上げて移動できることである。これだけ軽いリクライニングチェアはそうそうあるまいと思われるが、これがスギフローリングの「和的な暮らし/季節による位置替え・しつらえ」の感覚によく合うのだ。一脚のポエングを移動することで、新しい空間を演出し、様々に楽しむことができるのである。

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開眼供養


2日前に仏具店から届けられた厨子である。屋久杉が使われている。賞賛されるほどの杢(もく)は出ていないが、屋久杉独特の色合いにすばらしい木目が揺れている。店頭で見て一目惚れしてしまった。

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厨子の台座(テーブル)を作る


先日以下のように書いたテーブルづくりに着手。

またDIYの必要にかられている。新たにテーブルが必要になる。テーブルというよりも台座といったほうが正確なのだが。

それは作業机・仕事机ではないので、どっしりとした機能は必要ないのだが、なにか象徴的な意匠のようなもの欲しくなってくる。とはいえ、この部屋にちゃらちゃらした装飾は似合わない。ミニマルな感じでそれを表現したい。

上に乗るのは厨子なので、テーブルというよりも台座(祭壇)の性格を帯びる。天板は愛工房のフローリング材をつないで作ることに決めたが、その下の板の止め方・脚の作り方がモンダイだ。

以前作ったミニテーブルのように、下に角材を置いてビス止めし、その角材に沿って脚をつければ簡単なのだが、それではあまりに簡易的すぎて厨子とのバランスがとれない。

そこでヤマザクラの枝丸太を皮付きのまま、前脚2本に使うことを思いついた。これは存在感が強烈である。が、天板との接合をどうするか?

閃いたのは以前の餅つきで作った石臼台座の「井桁組み」である。木目のいい鴨居用の長材(断面30×40mm)が残っている。それを井桁に組んで接合部の芯に丸太の芯を合わせダボ止めする。これなら見た目も美しいし、祭壇としての象徴性が出せるのではないか。

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アンシング・ホームのHP


丸亀市の工務店「㈲アンシング・ホーム」のホームページがリニューアルされた。この囲炉裏暖炉のある私のアトリエも、コンテンツ「当社施工物件」の中に「大内邸」として写真が公開されている。

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スギのフローリングその後


新築「囲炉裏暖炉のある家」は竣工から1年と5ヶ月が過ぎた。ピカピカだったスギのフローリングがどのようになってきたか? 写真で紹介しよう。

まずは愛工房のスギ。2階の掃き出し窓を見る。張りたての頃は赤黒かったが、焼けが入って茶色になってきた。ツヤは思っていたほど出ていない。乾燥で収縮して、若干のすき間が見られる(そこにゴミが入るのが玉にきず)。奥に見えるバルコニーのスギ(足場板)は雨ざらしなので灰色になっている。でも腐食はまだ見られない。

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