雑煮と着物


新年あけましておめでとうございます。桐生で2年目の正月を迎えています。

さっそく雑煮の準備です。これが食べたくてどんなに暮れが忙しかろうと臼と杵による餅つきを欠かしたことが無い。本枯れ節のかつお節を削って出汁をとり、具はニンジンとカブ、長ネギ、少々の鶏モモ肉。餅は囲炉裏のワタシで熾き炭を使って焼く。

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骨董市・とんかつ藤よし


今日は第一土曜日。桐生は毎月この日は桐生天満宮の骨董市と近くの路地にて買場紗綾市(かいばさやいち)の行なわれていてにぎわう。お目当ては臼づくりに使うチョウナだった。実はいつも薪をいただている近所のトラさんから臼用のケヤキ丸太を貰っていたので、暮までになんとしても臼を彫らねばならない。で、以前に囲炉裏の吊りカギをゲットした(こちら)オヤヂさんの場所を回ってみるとあるではいか! そのチョウナが。ところが値段を聞くと「3万円」というのでパス。

でも半纏のいいのを2枚手に入れた。一つは表地の紬の感触が素晴らしく、裏地の藍も鮮やかな一品。これが1,500円だ。残念ながらちょいと私には小さめで、それでもその素材感に惚れ込んで即買い。もうひとつ大きなものを見つけてこれは私用。風でテントが倒れそうになってそれを手伝っていたらお店のお姉さんがまけてくれて、合計2,300円。

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竹割り、着物


イタルさんが竹を割っている。インゲンの支柱づくりだ。すかざす近寄っていき、観察。「ははぁ、竹は細いほうから割っていくんですね」と呼び水をしてから、ちょっとひと呼吸の合間合間に質問をする。本当は10~11月が伐り旬のベスト。12月には早くも水を吸い上げるという。イタルさんはコンニャクの収穫などに忙しいのでいま伐ったというわけ。

最初の一節まではナタの背を丸太で叩いて(鉄のハンマーでやるとナタの背は軟鉄なので変形してしまう。イタルさんの使っているのは竹割り専用の刃物のようだ)そこから先は手で裂いていく。ほんとうは半割したら、それをまた半割、というふうにしていくと割りやすいのだが、それでは支柱には太すぎるのでイタルさんは三つ割りにしていた。

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草津高砂館、地球屋


YKの誕生日祝いということで一泊で草津へ。温泉旅館へ泊まるのはしばらくご無沙汰だった。そして草津はいつも日帰りだったので、いつか泊まりで行くのを心待ちにしていたのだった。さて、草津は山ほど旅館があり、値段もピンキリだが、僕らが行くのは、1)低料金(絶対条件^^;)、2)本物の湯(草津ならどこも安心か?)、3)木造旅館であること。というわけで以前から目星をつけていた地蔵の湯の近くの「高砂館」へ。

建物はかなり古びた木造4階建て。表からみた窓の手すりの感じからみて内部の造作もそれなりのレベルとみた。ここは平日なら一泊二食約8,000円。源泉の地蔵の湯は旅館から10mほどのところから来ているし、もちろん源泉掛け流し。加温、加水はいっさいなし。3階の部屋に荷をおろし、さっそく湯へ。

むはー、これぞ草津。地蔵の湯は強酸性PH2.1、硫黄泉だがその臭いは不快ではない。むしろほんのり花のような香りを感じる。時間帯による源泉の変化があるのか、半透明であったり若干白濁をみることがあるが、いつも湯の花が舞っているのがみえる。温度は熱いが、源泉の湯口には木栓があって自分で湯量を調節できるようになっている。

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