骨董市・とんかつ藤よし


今日は第一土曜日。桐生は毎月この日は桐生天満宮の骨董市と近くの路地にて買場紗綾市(かいばさやいち)の行なわれていてにぎわう。お目当ては臼づくりに使うチョウナだった。実はいつも薪をいただている近所のトラさんから臼用のケヤキ丸太を貰っていたので、暮までになんとしても臼を彫らねばならない。で、以前に囲炉裏の吊りカギをゲットした(こちら)オヤヂさんの場所を回ってみるとあるではいか! そのチョウナが。ところが値段を聞くと「3万円」というのでパス。

でも半纏のいいのを2枚手に入れた。一つは表地の紬の感触が素晴らしく、裏地の藍も鮮やかな一品。これが1,500円だ。残念ながらちょいと私には小さめで、それでもその素材感に惚れ込んで即買い。もうひとつ大きなものを見つけてこれは私用。風でテントが倒れそうになってそれを手伝っていたらお店のお姉さんがまけてくれて、合計2,300円。

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半纏は昔の日本の囲炉裏とコタツの暮らしで欠かせないとても便利なものだ。部屋全体をストーブで暖めるという発想は西洋から来たもので、これはもの凄く燃料を浪費する。囲炉裏とコタツは部分暖房で、燃料が少なくて済む。しかし背中は寒い。そこで背中とお尻まででれんと長い褞袍(どてら)や半纏がとても便利なのだ。

さて本日第二の目的は高崎「とんかつ藤よし」の洋食。友人の三束雨さんのブログで紹介されていたのが心に響いたのだ。むかし東京代々木でサラリーマンをやっていとき会社の近所にあって通いまくっていたソルタナのハンバーグランチと同じオーラが写真から立ちのぼってくる。

この「とんかつ藤よし」、外見は町の片隅のしょぼいとんかつ食堂風。ところが中に入るとなんと洋食メニューが充実。とんかつもオーブンで焼いたものを「上とんかつ」として出している。オムライスやナポリタンやカレーもあり、カキフライもあってなにより値段が安い。うーんずるいぜ。まずはハンバーグ。洋食屋はこれでレベルがすぐ解るよね。

これが、まさに東京代々木のサラリーマン時代に足繁く通っていた「ソルタナ」を想起させる雰囲気と美味で随喜の涙だ! ポテサラもいい。ただし味噌汁は化調効き過ぎのインスタントでいただけない。ご飯もマズくはないが割れが目立つ。しかし本体はメチャいい。かなり年配の親父さんがコック帽をかぶってフライパンを振り、奥さんと娘さんたち(たぶん)が配膳をする。帰るとき伊藤園「おーいお茶」のミニ缶を2個くれた(謎)。

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この道の先のは高崎を代表する名店食堂「ことり食堂」がある。まったく群馬の外食文化は素晴らしいぜ。

食後、もう一軒、見学に回ってみる(さすがに連食はムリ・・:)。三束雨さんのブログを見るまでは、本当はこの店に行くはずだったんだけどねw。いま群馬のラーメンブロガーの間で話題集中の新店舗「自家製ラーメン 大者」。ついに「ラ―メン二郎」が群馬に上陸だぁ。店主は平和島の人気店「暖々」をやっていた人だそう。店主の地元が群馬なのでここで二郎食べさせたいとか。13時過ぎていたのに4人待ち。自販機に黒ウーロン茶もアリ。いい匂いしてたナ。楽しみだな♬

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それにしてもあれから30年だというのにソルタナまだ現役でやっているんだね。近々行ってみよう(2016現在、閉店したようです)。

食べログ「ソルタナ」


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