火棚と弁慶をつくる


囲炉裏の上に「火棚(ひだな)」を作ってみた。火棚は雪国では濡れた雪靴などを乾かすのに欠かせないが、保存食を吊るしたりもした。また、上昇気流をいったん遮り、煙や熱気を拡散させる装置でもある。デザイン的には、吹き抜けの空間で自在カギを吊るすとき、火棚を置くことで空間が引き締まる効果を持つ。

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銀色の火箸がふたつ


お隣のMKさんが囲炉裏用の火箸をプレゼントしてくれた。勤めている鉄工所で自作してくれたのである。「忍木菟屋の開店祝い、先にやっとくよ」と、同じくMKさんに貰った久保田の大吟醸「萬壽」の封を切って、乾杯する。

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骨董市でチョウナと鉄瓶入手


天満宮境内の骨董市へ。7月の骨董市では囲炉裏の吊りカギ他、名品の数々を手に入れたが(前回の日記はこちら)、あれからなかなかタイミングが合わず、今回が2回目の来訪である。

7時過ぎに会場着。いいものを得るにはできるだけ早めに会場に行くことがポイントだ。

目的はずばり「チョウナ」。これを4,500円でゲット。ちょうどチョウナ使いの設計家である多胡さんが来ていたので、ブツを見てもらったが「ああ、これなら十分使えるし、値段も安いと思うよ」とのこと。ふつうは柄だけで5,000円くらいするらしい。ついでに刃の外し方や研ぎ方も教わった。

そして囲炉裏サイズの鉄瓶! 南部鉄の本場、岩手でさえ大きめの鉄瓶は新品は皆無だし、あってもダサイ松や梅の花なんかがデザインしてあるもので最悪。これは骨董を探すしかないな、と感じていたところだった。「特価6,000円」の正札だが、5,000円でゲット。いま、これを新品で買うなら2~3万はするだろう。無地だが、それが今ではモダンに見えて良い。

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