この日の夕食。鰹節の出汁で炊いた里芋。
ワタシで焼くカジキの西京漬。
囲炉裏の中心にできている熾き炭を火箸でワタシの下に送る。それが燃料だ。つまり炭火の網焼きですね。これがか~~ンたんにできるのが囲炉裏の凄いところだ。
ところでカジキの西京漬だが定価250円の半額の125円だったのでさすがに味噌が刺し過ぎてしょっぱい。でも柚子をたっぷり絞れば塩もやわらいで美味しい。
隣では羽釜のご飯がパフパフ中。
囲炉裏を使いだすとだんだん油料理から遠ざかっていく。炒め物や揚げ物は、実は人間が薪火や炭火を失ったために、その美味しさの消失をまぎらわすために思いつき、発展した料理ではないか? などと考える。
囲炉裏端ではすり鉢を使った和え物も親和性が高い。座った姿勢が擂り粉木動作を簡単にする。胡麻だって炒りたてがすぐに作れる。
それにしてもステンレスのワタシは本当に便利だ。料理後、水でじゃぶじゃぶ洗え、たわしでこすればピカピカになり、魚の臭みも完全に取れてしまう。また、トングよりも火箸のほうが、炭の操作が簡単に繊細にできることを知った。
で、囲炉裏に合う酒はまずは「日本酒」が筆頭である。