梼原町、旅の補遺


梼原町は山林に囲まれた林業の町である。13年前の講演でお世話になった方々にお会いして、ここまでの変遷をどう受け止められているか? どんな未来のビジョンを描かれているか? 生の声を聴いてみたかったが、急に思いついた旅でそれは適わなかった。

“梼原町、旅の補遺” の続きを読む


梼原町の隈研吾建築行脚(雲の上のギャラリー)


雲の上のホテル別館や総合庁舎からちょっと離れたところに、雲の上のホテル(旧本館)と雲の上のギャラリー(旧名は「梼原 木橋ミュージアム」)がある。中央の柱から斗栱の原理で橋を構築している「雲の上のギャラリー」の部材は、スギの集成材である。橋の左のが温泉施設、左にギャラリー空間がある。

“梼原町の隈研吾建築行脚(雲の上のギャラリー)” の続きを読む


梼原町の隈研吾建築行脚(梼原町総合庁舎)


ホテルでチェックを住ませ、撮影を終えて再び車に乗って次の建築物に向かった。隈研吾設計の建物は梼原町に4つある。この中で最も大きく象徴的な建物が2006年の梼原町総合庁舎である。

“梼原町の隈研吾建築行脚(梼原町総合庁舎)” の続きを読む


梼原町の隈研吾建築行脚(雲の上のホテル・別館その1)


朝、快晴の空を見ていたら、高知梼原町の隈研吾建築群を見に行こうと思い立った。急いでホテルを調べたら満室。が、直接電話してみるとツインが一部屋空いており、シングルユースで泊れるという。料金も安かったので朝食付き1泊で予約。地図でコースを頭に描いてカーナビをセット。坂出から高速に乗り、愛媛周りで行くことにする。

梼原町は2004年、群馬に引っ越す半年前に講演+ワークショップで訪れたことがある。このときはyuiさんに講演中の写真を撮ってもらい、帰りは車で高松へ送ってもらった。当時、地芳峠のトンネルはまだ工事中で、ハードな峠越えで帰路に着いたのである。その出来上がったトンネルをはなんだかタイムマシンのようで、ここを抜けると13年ぶりの梼原町だ。

04.3.25. 高知県檮原町「間伐講習会」

“梼原町の隈研吾建築行脚(雲の上のホテル・別館その1)” の続きを読む


コチ刺し、菜の花、味噌ラーメン


先日、隈研吾の『つなぐ建築』のことを書いたが、その後『三低主義』、『オノマトペ建築』を読み、今日は『なぜぼくが新国立競技場をつくるのか』を読了した。この時代を木造できりひらく、という隈さんの並々ならぬ決意に涙が出た。新国立競技場では国産のスギとカラマツ材が大量に使われるそうだ。

“コチ刺し、菜の花、味噌ラーメン” の続きを読む