翌朝、道の駅から近い20番札所「鶴林寺」へ行く。勝浦川のほとりから、ぐんぐん山道を登っていく。
途中、石垣畑の跡に植えられた人工林地が現れる。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
今日は順打ちで。52番から53番札所「円明寺」へ。ここは江戸時代の伝説の彫刻職人、左甚五郎作の龍があるというので楽しみ。移動は県道183号がそのまま参道のようにまっすぐに伸びており、歩くお遍路さんを見ながら行く。
山門の前の駐車場はほぼ満車でようやく入れた。山門はかなり古い造り。室町時代の様式を残す八脚(やつあし)門。軽トラで来た親爺さんが門をくぐっていく。修理の職人だろうか。
また逆打ちである。58番札所「仙遊寺」は山の上のお寺で標高250mくらいの所に位置する。高縄半島の最高峰は東三方ケ森の1233mだから、寺のある山はそれほどの標高ではないのだが、深山の雰囲気に満たされている。
真新しい山門が現れるが、車道はまだまだ先に続く。
3番から4番へ向かう途中、ワインディングロードで見覚えのある軽自動車が目の前を飛ばしている。岡山オバチャンの車だった。追いかけるように、4番札所「大日寺」の駐車場へ。
平地だが、周囲を山に囲まれたひなびた場所、といったらいいか。4番大日寺は素朴ながらよく手入れされ、掃き清められている印象を受ける。