昨日は冬至だったが、今年は「朔旦冬至(さくたんとうじ)」といい、同時に 新月であった。つまり太陽と月の「誕生日」が重なった日であった。
今日は天気がよさそうなので、最後の一寺、88番「大窪寺」に打つことに。
実は、大窪寺はすでに何度も来ている。春はシャクナゲ園がきれいだし、秋は紅葉が美しい。茶店もたくさんあって、うどんや蕎麦、おでんなどが食べれるのである。
ここは山門が2方向/2カ所にあるのだが、店が並ぶほうではなく、手前の駐車場に止めて、真新しい山門から入ることにする。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
昨日は冬至だったが、今年は「朔旦冬至(さくたんとうじ)」といい、同時に 新月であった。つまり太陽と月の「誕生日」が重なった日であった。
今日は天気がよさそうなので、最後の一寺、88番「大窪寺」に打つことに。
実は、大窪寺はすでに何度も来ている。春はシャクナゲ園がきれいだし、秋は紅葉が美しい。茶店もたくさんあって、うどんや蕎麦、おでんなどが食べれるのである。
ここは山門が2方向/2カ所にあるのだが、店が並ぶほうではなく、手前の駐車場に止めて、真新しい山門から入ることにする。
前夜は松山泊。選挙の集計が出る時間帯のせいか、夕刻の繁華街は人通りも少なかった。
今日は松山市内の残り3寺を回る。松山市内には8カ寺あって、このうち49番浄土寺、50番繁多寺、51番石手寺は4/26に。52番太山寺、53番円明寺は5/23にそれぞれ回っている。
46番「浄瑠璃寺」から順打ちすることにした。
里山を抱いた御坂川の両岸に、穏やかに広がる田園地帯だが、昔はけっこう水が出て橋が流されたりしたらしい。江戸時代にこの寺を再興した住職が岩屋寺あたりから順に橋をかけたという話が伝わっている。
44番の大寶寺(だいほうじ)は四国88箇所巡礼を通しで行なうときちょうど中間点にあたり「中札所」と呼ばれる。とくべつ険しい場所にあるわけではないが、前の43番の明石寺からの道のりは約80kmでいくつかの峠越えがあり、歩けば20時間という、やはり「遍路ころがし」の霊場なのである。
駐車場は寺のすぐ近くにもありそうだったが、手前の駐車場から歩いていくことにする。参道に巨杉が続く。
風格のある山門が近づいてくる。
天気は回復した。あと残りは松山市内の3寺、そして久万高原町の2寺である。中でも一番の奥、しかも歩きがいがある久万の45番「岩屋寺」を先に打ってしまうことに。
岩屋寺は3年前にいちど訪れたことがある。荘厳な岩場に張り付いたお寺で、駐車場からは徒歩で急坂を20~30分歩かねばならない。
途中にお店があり、ずっこけるような文句が書かれているw。
山門。道はここで折れ曲がる。
お遍路、残り8寺。阿波と土佐はすべて打ち終えた。残りは讃岐の雲辺寺と結願寺の大窪寺、そして伊予の6寺が残った。
今回は雲辺寺を始まりに、結願寺以外をすべて打ち終えたい。
タイヤはスタッドレスに変えた。とはいえ天気が心配だった。雲辺寺は、先日世間を騒がした徳島の雪での車立ち往生の場所にかなり近い。四国では雪装備をしない車が大半なので、他車に巻き込まれる危険があるのだ。
雲辺寺に近づくと暗雲が立ちこめ、しかし瀬戸内側は晴れて海には陽が差している・・・という劇的な展開。