53番、円明寺


今日は順打ちで。52番から53番札所「円明寺」へ。ここは江戸時代の伝説の彫刻職人、左甚五郎作の龍があるというので楽しみ。移動は県道183号がそのまま参道のようにまっすぐに伸びており、歩くお遍路さんを見ながら行く。

山門の前の駐車場はほぼ満車でようやく入れた。山門はかなり古い造り。室町時代の様式を残す八脚(やつあし)門。軽トラで来た親爺さんが門をくぐっていく。修理の職人だろうか。

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中の仁王様は玉眼が大きく目ぢからの強いお顔を持つ。出来立ての極彩色のときはさぞかし華やかだったはず。

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キリシタン灯籠(マリア像が浮き彫りされている)。この地方には隠れキリシタン信者が多くいて、寺では礼拝を黙認していたらしい。

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中門がある。ベンチで登山ザック下ろした歩き遍路二人が会話している。旅で出会ったみたいだが、今日の泊まりなどの予定を話している。と、前の札所で見たサングラスのおじさん遍路が歩いて到着。けっこう早足。

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本堂。本尊は阿弥陀如来像。この像を安置する厨子から霊場最古の銅板納札(江戸時代初期)が発見されたことでも有名。軽トラで来た親爺さんがなんと尺八を奉納演奏していた。終わるのを待って参拝。

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左甚五郎の龍は鴨居の右上に大きな首が飛び出している。が、拝殿入口に幕があり、彫刻の前に華鬘(けまん)などが下がっていて見えにくい(しかも暗い)。ただ、顔のサイズだけは類を見ないほど大きいのは解る。「行いの悪い人が見ると目が光る」というから私は一応ダイジョウブのようだw。

気を取りなおして「びんずる尊者」コレクション。頭に毛糸の帽子を被っていたので、取らせて撫で参りさせていただいた。

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大師堂。

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大師堂の梁の上に彫刻が。動物・・・首がない!

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裏に回ったら(こちらが表だが)竹をかじるトラだった。こういうポーズだったのかw。

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さて、次の札所まではけっこう長い。

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海に出る途中で先ほどの歩き遍路二人組みが、仲良く会話しながら歩いている。

北条を通る。「花へんろの町」の看板があった。早坂氏の実家の勧商場はすでになく、橋の先にスーパー「マルナカ」ができている。

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