奇跡の杉、続き


『奇跡の杉』を読了した。さらにネットで検索して、いろいろ追加で調べてみた。

木材適正使用相談センター「適材適所の会」会長 加藤政実氏の考察

http://www7a.biglobe.ne.jp/~ishikou/report_K.htm

杉の効能(適材適所の会のHPより)

http://tekiteki.jp/sugi_kouka.html

乾燥機の開発とリース先「アイ・ケイ・ケイ株式会社」のHP

http://www7a.biglobe.ne.jp/~ishikou/

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自転車で出発、奇跡の杉に出会う


前日、折りたたみ自転車を2台購入。梅田は山中なのだが、坂は緩やかなので桐生の中心街まで自転車での往復が可能なのだ。

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自転車で町ブラ。これが実に楽しく、新しい発見が多々ある。桐生は戦災を逃れた群馬でも希有な町だ。しかも織都として栄え、重厚な、あるいは繊細な、古民家がたくさん残っている。細い路地を自転車で入っていき、その建築を間近に見る。これが、木造建築ファンにはこたえられない。

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持倉のおしん・スギの色


持倉集落へ。今回はマウンテンランのイベントのときの写真を皆さんにお届けしながら、お話をするという目的あり。ちょうど回覧板を届けついでにお茶のみ話をしていた家に飛び込んで、いろいろ話を聞く。

そのおばあちゃんは、マウンテンランのとき休憩中の女性選手たちと話し込み、花豆のお土産を選手にプレゼントしたのだった。私はその写真を撮っていたので、その写真をおばあちゃんに差し上げた。

おばあちゃんは、写真を嬉し懐かしそうに見るとともに、写真に映り込んだ自分の腰が、ずいぶん曲がっていることを気にしているようだった。

おばあちゃんはかつて10年間ほど藤岡の町でアパートを借りて、塗装の仕事をしていたという。そのとき、腰を痛めてしまったという。

「おしん」というNHKの朝ドラをご存知の方も多いであろう。あの昔の山村の子供の苦労を活写した映像は、当時大いに感動を誘ったものである。が、持倉の人たちは「私らの子供のときの苦労はあんなもんじゃないよ」と、笑いながらそのドラマを見ていたそうである。

さて、昼食は旧中里村の恐竜センターでソバを食べた。そのテーブルや周囲の造作が気になった。スギなのに雰囲気がないのだ。テーブル自体は間伐材の角材を貼り合わせて作った力作である。スリットが入っているがこれは「背割り」といって、材が割れない工夫である。

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床板を張り始める


囲炉裏部屋改装中。

腰板を張り終え、土壁と床板が接触する部分には古い戸板を張って腰板とした。これでようやく床板と壁との接合部が決まったので床板を張り始めることにする。

板は自分で山から伐りだしたスギ丸太をクサビで半割りにし、それをヨキ(まさかり)でハツって厚板に仕上げたものだ。原木は直径20cm程度のいわば間伐材であるが、秋切りして葉枯らしし、皮むき丸太のまま自然乾燥したので、中身の色つやはすばらしく良い。厚みは平均で4cmほどあるだろう。

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