自転車で出発、奇跡の杉に出会う


前日、折りたたみ自転車を2台購入。梅田は山中なのだが、坂は緩やかなので桐生の中心街まで自転車での往復が可能なのだ。

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自転車で町ブラ。これが実に楽しく、新しい発見が多々ある。桐生は戦災を逃れた群馬でも希有な町だ。しかも織都として栄え、重厚な、あるいは繊細な、古民家がたくさん残っている。細い路地を自転車で入っていき、その建築を間近に見る。これが、木造建築ファンにはこたえられない。


古き良き昭和が息づいている桐生。レトロ食堂のひとつ「秀峰」で食事。カツ定食800円。ついてくるラーメンは佐野系で、スープがなかなか美味い。定食屋のラーメンなんて、たいがいは化学調味料まみれの手抜きが多いが、ここはそうではない。おばさんの接客態度も気持ち良い。

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私たちは山も好きだが町も大好きだ。私は水戸の、yuiさんは高松の、それぞれ町っ子の育ちだからかもしれない。

今日は夕刻から桐生のライブバンド仲間の新年会がある。それまでの時間調整に桐生唯一のデパート「長崎屋」へ。ここの3階にある書店で船瀬さんの新著『奇跡の杉』(三五館/2009.11)を発見。立ち読み後、即購入。その後もエスカレーター脇のベンチで読む。

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以前、掲示板でも紹介したスギの低温乾燥という内容だが、どうやら本当に本物の技術であるようだ。東京都の森林組合も採用しているという。

私たちは「秋切り葉枯らし天乾」というスギ素材を囲炉裏部屋の床に使っている。その素晴らしさはこのブログで何度も書いているが、それと同等、いやそれ以上の乾燥と品質が短時間で可能になるこの技術は、これから林業業界、木材業界、住宅産業、に革命を起こすのはまちがいない。


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