朝、イタルさんが来てまたミニトマトの苗をくれるという。畑について行ってクワを借り自分で掘った。採りきれなかった実が地面に落ちて自然に発芽したものだというが、苗木は昨日のよりやや大きい。石垣の角に植えて下に這わせるといいという。ナルホド。そういえばエンドウマメの「石垣植え」という荒技もあって、石垣の隙間の土の部分に種を植えてしまうのだ。石垣は暖かいので成長がいいとか。トマト苗は買うと高いし、買う時期を逃した感があって本数が少なかったので助かった。完熟のミニトマト、楽しみである。
無肥料&不耕起
ジャガイモが開花。クサイチゴが実をつけた。甘くて美味しい。ダイコンの間引き菜をおひたしに。実山椒を摘んで少量佃煮にしてみた。まだ中身が充実していないのか皺ができてしまった。でも食べてみると胡椒のように強烈だ。イタルさんからミニトマトの苗を10数本貰った。実が落下してできた苗だという。さっそく植えに行く。チンゲンサイの成長がいい。しかしカボチャはぜんぜんダメ(なぜ?)。ニンジンの成長も遅い。これで本当に食べれるものができるのかな? ゴボウも心配だ。
犬とネコの顔
朝から集会所の一斉清掃に出かける。夏の子供絵画教室の会場にもなるということで、県の方も参加される。その後、かつての分校校舎内で食事会。お年寄りが多く、この10年で人が半数以上減ったという。
その後、アダムの家でいろいろ話し込む。途中でY氏とY原さんもやってきた。古民家の移築場所にいよいよ作業小屋を建てるというので協力を約束する。カナダ人のアダムは若干29歳。僕をこの地に住まわせるきっかけをつくってくれた。アダムが飼っているネコがかわいい。Aさんが柴犬を連れて来ていた。その犬の顔が穏やかで良かった。
フライフィシング
朝、Y先生がやって来た。まだ痛みがあるらしいが顔色もよく元気そう。敷地と畑の見回りを一通りするだけで、書ききれないほどこの日記のネタはできてしまう。石垣のきわに出てきたユリ科の植物の葉っぱを刈らずに残しておいたら、それはなんとニッコウキスゲだった。その開花が始まった。この有名な花を初めて見る相方は大喜び。
桐生の骨董市
締め切りを過ぎて滞っていたパッケージデザインとロゴの仕事のアイデアがまとまり、早朝から起きだして一気にラフ案を仕上げる。ベクトルデータの入ったillustratorのファイルをフォトショップに読み込んでjpgファイルに変換し、仕事先にメールで送る。まったく便利になったものである。写植をノリで切り貼りしたり、ケイ線を丸ペンやロットリング(懐かしいですね・・・)で描いた時代から思えば、この10年の変化は驚くべきものがある。
今日は6月の第一土曜で、桐生の骨董市があるので、仕事メール送信後すぐに出かけた。が、2時を過ぎて雨が降り出し、僕らが各露店を見終わらないうちに店をたたみ始める。群馬をドライブしていると「骨董屋」が多いと感じていたが、これは古民家2階のかつての養蚕作業場が物置になっている例が多く、民具などが残されているからではないだろうか。相方は古着・古布に、僕は山道具の刃物類や昔の鍋釜に釘付けになる。しかしまあ桐生は古い建物見るだけでも面白いんだわ。赤瀬川原平「トマソン」撮りまくり、だわな。