桐生の骨董市は毎月第一日曜日に天神様の境内で行なわれる。山の古道具などを見たいこともあって行ってみた(2回目)。が、今日は町をあげてのお祭り(「桐生八木節まつり」といい、今年で42回目という)で骨董市はなし。それでは、と、お店めぐりをして浴衣などを探す。でも繊維の町というのにアーケードの着物屋は品揃が薄い。

イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
桐生の骨董市は毎月第一日曜日に天神様の境内で行なわれる。山の古道具などを見たいこともあって行ってみた(2回目)。が、今日は町をあげてのお祭り(「桐生八木節まつり」といい、今年で42回目という)で骨董市はなし。それでは、と、お店めぐりをして浴衣などを探す。でも繊維の町というのにアーケードの着物屋は品揃が薄い。

Y氏登場でお茶。なぜかギターの話題となり、「弾けるといいんだけど」というY氏に、しばしコードの押さえ方の講習をすることに・・・。その後、山林に入ってスギの枝を拾いにいく。敷地の山林には、御神木と呼ぶべきケヤキの老木がある。その枝の太いのが落ちていたので、細切れにして背負い子で運んだ。強度に間伐したところは林床の緑の回復が早く気持ちのいい場所に変っている。

朝からメチャ暑い。コペンの車庫を見に行くと、しっかり日陰に入っていて涼しい(当たり前だけど)。よかった! ここ3日ほど、炎天下に放置せざるを得なかったから、気が気じゃなかったのだ。畑で草とりをしているとアトリエの建物の方から「電話だよー」と相方の声がする。東京のT氏から仕事の電話だったが「コペン買ったらしいっすね。モスグリーンかぁ、いいなぁ」などとコペンネタもついて出る。
今日は早めにアトリエを出発してロングドライブしよう! ってわけだったのだが、朝めしはなぜか「手打ち蕎麦」というややこしいものになってしまう。乾麺がきれていたが、蕎麦粉と出汁だけはある。ネットで蕎麦打ちの要領を調べたわけだね。でも途中でめんどくさくなり「とにかく水でねって切って茹でりゃいいじゃん?」と粉モノ担当にゴリ押し。でもやっぱり、ぼそぼそに切れた田舎蕎麦風になった。

車庫づくりの続き。アトリエまで人力で担ぎ上げた部材(廃材角材ほか)を再び下げるのもばかばかしいんだけど、またしても人力で担ぎ下ろすのであった。廃材のストックの中には、トタンもあれば野地板に使える板もある。釘を抜けば、まだまだ使えるものばかり。割れたりしてダメなものは薪で燃やしてしまえばいいわけだし、抜いた釘だって曲がりを戻せば使えるのだ。


朝、NHKの朝ドラマ「ファイト」を見てからもぞもぞと起き出す。このドラマ、群馬がロケ地になっており、主人公の優の家は高崎にあるのだ。この退廃爛熟した末期的なテレビ文化の中で、ストレートの直球をズドンと投げてくる清々しいストーリーが良い。重要なキャストである児玉清さんは戦時中の疎開で四万温泉にお世話になったそうで、由紀さおりさんは桐生の生まれとか。
午前中は日記を書いたりして時間が過ぎてしまう。前日仕込んだヒヨコ豆のカレーと畑のダイコンのしらすおろしを食べて、昼からコペンの車庫づくりにかかる。
