製作最終段階を迎えた新著、出版社からの最後の戻り原稿をしゃかりきに直す。明日からまたワークショップで旅立たねばならないのでそれまでになんとしても仕上げておきたい。最後の直しは主に語句の揃えが多い。商業出版の場合、出版社独自の漢字や文字の使い方・漢字のひらきかたがあり全体を統一しなければならない。
原稿の直し、戻り、また修正・・・その幕間にずっとボルテージを保ち続けるのはなかなか容易ではない。さらに出版が長引けば長引くほど、こちらは経済的にも逼迫してくる。毎度のことながら最後まで気が抜けない。
さて、今回のワークショップは小豆島「大地の再生+石積み体験」である。クライアントは僕のアトリエの「大地の再生講座」にも参加してくれたコキヌ工房・塩本さん(現パキスタン在住)。場所は彼女のご主人のご実家の土地で、土庄町の港から歩いていける場所にあり、小さな山裾の果樹園・畑跡地とそれに付随する小さな崩壊石垣である。