石庭のような墓、海の虹


昨日のyuiさんの墓参り、風が強くてロウソクに火がつけられず、お線香は省略した。でもお花は花屋さんでカサブランカと菊を組み合わせてもらったので喜んでもらえただろう。今回は友人が贈ってくれた「花とみどりのギフト券」を使わせてもらった。

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本楽寺と石庭


剣山周辺の風土が好きでよく徳島を訪れるのだが、吉野川沿いを走っていると高台に気になる石垣がいくつも現れる。この一帯は中央構造線の南側に当たり、青石(緑泥片岩/三波川変成岩類)を産する。この石を使った石垣はとにかく色が美しく、片理で割れた長石が組み込まれて素晴らしい。中でもちょうど脇町の対岸当たりに気になる大きな石垣がある。

先日、貞光の奥の「そばごや」に蕎麦を食べに行った帰り、またその石垣に目が止まった。上の奥に建物が見え、どうやらお寺のようなのであるが、ここは道脇に車を止めれるような場所がない。カーナビの地図を撮影しておき、アトリエに戻ってから調べてみると「本楽寺」というお寺でホームページがあった。

これがなんと枯山水の石庭や茶室を持っており、有料(300円)で拝観できるのだ。また、予約すれば精進料理がいただけるという。というわけで連休中のどこかで行ってみようと計画していたのである。まずyuiさんのお墓にお参りして、讃岐山脈を越え吉野川へと降りた。

ところが国道からはJRの徳島線がまたがっていきなり高台になっており、入り口が解らない。かなり遠回りしてきわどい細道を辿り、なんとか寺に接近したももの、駐車場らしきものが見当たらない。そこで電話してようやくお寺の入り口へ。

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My造園法とセイヨウミツバチ採蜜


アトリエ玄関脇のガーデンスポットである。背の大きいのはバラ。つぼみができ、そろそろ花が咲く。右下の白いのはコデマリ。いずれも鬼無の植木屋で買ったもの。手前の黄色い花は石田高校園芸部からもらった花、たぶんガザニアだと思う。チンチョウゲの小さな苗も植えてある。

小さな窓は和室の下地窓である。ここを開けたとき、植物でなごむ・・・という仕掛けにもしたいわけである。

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夏野菜苗植え、ソラマメ初収穫、解毒作用のある食材


昨日はベリーズライフのMさんにいただいたいろいろな苗を畑に植えた。植える前に畝を修正したりしたのでかなり手間取り、汗もかいた。

今日はその畝をマルチで覆った。マルチといっても、周囲の草刈りしてそれを苗の周囲に被せるのだ。苗はトマト、ズッキーニ、キュウリ、ナス、カボチャなどの夏野菜。外国産のエアルーム品種もあり、国産の固定種もある。苗ポットには丁寧にラベルを付けてくださっているので、それも地面に刺しておく。

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使いたい素材から始まる


隈研吾『自然な建築』読了。普通、建築設計は部屋をどう並べるかという平面計画があり、次に外形が決まり、最後に仕上げ素材の材料選びが行なわれる。が、隈建築は逆のプロセスをとる。いきなり最初から、使いたい素材を選んでディテールまで考える。

こんなディテールで作られるからこそ、この配置、この平面、この断面にすべきだという順序で、デザインを進めていく。それが物質としての建築を決定する際の、誠実な手順、物質に対して誠実なプロセスだと信じている。(隈研吾『自然な建築』)

うん、これはよくわかる。しかし、現代住宅の設計でこんなメンドウで悠長なことは、よほど施主のこだわりがないかぎり行なわれない。先に部屋割りや形を決められ、次に各カタログの山から素材を決めさせられていく(こうして凡庸な、魅力のない新建材住宅が量産される)。

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