アトリエ玄関脇のガーデンスポットである。背の大きいのはバラ。つぼみができ、そろそろ花が咲く。右下の白いのはコデマリ。いずれも鬼無の植木屋で買ったもの。手前の黄色い花は石田高校園芸部からもらった花、たぶんガザニアだと思う。チンチョウゲの小さな苗も植えてある。
小さな窓は和室の下地窓である。ここを開けたとき、植物でなごむ・・・という仕掛けにもしたいわけである。
ここの土は砕石まじりでユンボで締められているので非常に硬く、ツルハシでも刃が立たないほどである。そこでクサビとハンマーで石を掘り出し、小さな穴をうがいては土の入れ替えをしている。
替えの土は、バラを植えるときだけ専用の用土を購入したが、この頃は最初の堆肥山が腐葉土化したのでそれを使っている(矢印)。ここで使われていたブルーシートは隣の山に移動した。
出来上がった腐葉土を掘るとカブトムシの幼虫が多数出てくる。出てくるたびにブルーシートの山のほうに移動して潜り込ませてやっている。
この土をうがった穴に入れていく。スギナなどの雑草は適度に間引く。
そこに畑地の花や鉢植えで花の終わったものなどを移植している。
トクサの代わりにイグサを移植してみた。コイツはけっこう荒れ地にも強いのに驚く。
建物と擁壁の間は今後どうするか思案中だが、奥からヤマブドウの棚を垣根状に伸ばしてくるという手もあり。とりあえず水路添いの雑草をモザイクに刈り、刈った草は数カ所に小山にしておく。これでそのままの植生、刈った空間、刈草の小山、という3パターンの環境ができるわけである。これでしばらく様子をみる。
穴をうがったときに出た砕石まじりの土は建物のキワに置いていく。基本的に基礎際では植物を育てないほうがよい。砕石や無機質の土を盛っておき、草は抜いておくか少なめにしておくべきだ。
擁壁と水路の入り口側は、前からの植生がやや厚い。ここもモザイクに刈って刈草の小山を作っておく。ここには境界にアカマツを2本植えたが育ちは非常に遅い。ヨモギやイタドリが優勢である。
アトリエの建築工事は、いわゆる外構工事はまったくやっていない。普通は塀や柵、そして植栽などが工事に組み込まれ、それで最低でも200万くらいはかかってしまうので、省略したのである。
もう一つは、最初から植栽計画をたてて植えてしまうのもどうかと思うのである。この場所の地質や気候風土は、四季を通じて住んでみないと解らない。土地と対話しながら、地域の知見を増やしながら、土地のチカラを利用しながら、じわじわ造園していく・・・というのもアリだと思う。
また、ここに住み始めて人間関係も増えていき、向こうから植栽植物がやって来ることもある。そんな偶然を楽しみながら、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、造園と外構工事を考えていきたい。
暖かくなり、下屋に置いていたセイヨウミツバチの巣房から蜜が垂れ始めていたので蜜採りを開始することにした。
昨年、近所に仕掛けておいたニホンミツバチの巣箱にセイヨウミツバチが入ってしまったのだが、その群れは夏に縮小し、秋にはいなくなってしまった。普通は巣が崩壊するとよその群れが盗蜜にやってきて巣の蜜はすっからかんになるらしいのだが、この巣には蜜が若干残っていたのである。
ハニカム構造の巣は2重になっており、その中に蜜がたまっている。
そのままでは蜜が出にくいので刃物でその壁を崩していくのである。
崩した巣を洗濯用のメッシュに入れて自然に蜜を垂らして収穫する。
すでに蜜が垂れ始めている。
昨年採蜜したニホンミツバチに比べて透明度が高い。なめてみるとミカンの花の香りを感じる。
今日は玄関に置いておくが、明日からは温度が上がるときは車の中を温室代わりにして垂らすスピードを早める。
蜜が入っていない巣房は捨てないで蜜蝋をとる。これがまた難しい作業なのだが・・・。
おまけ。バラの樹上のアマガエル。毎回思うのだが、ここまで登るのにトゲで怪我しないのかなw。まあ害虫食べてくれていると思うので、ガンバレ!