今年、西日本では、例年になくマツ枯れとセイタカアワダチソウの繁茂が盛んだったように思う。といっても私の行動範囲はたかが知れていて、その中で見た範囲だが。中国のPM2.5というやつが影響しているのかもしれず、はたまた放射能の影響や国内の焼却場からの影響もあるやも知れない。
撮りためてあった写真をいくつかアップしておく。
*
これは高松市内の栗林公園にある紫雲山。薬剤防除もかなり行なっているはずだが。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
今年、西日本では、例年になくマツ枯れとセイタカアワダチソウの繁茂が盛んだったように思う。といっても私の行動範囲はたかが知れていて、その中で見た範囲だが。中国のPM2.5というやつが影響しているのかもしれず、はたまた放射能の影響や国内の焼却場からの影響もあるやも知れない。
撮りためてあった写真をいくつかアップしておく。
*
これは高松市内の栗林公園にある紫雲山。薬剤防除もかなり行なっているはずだが。
炭やき取材の夜は和歌山に一泊し、翌日は高野山方面へ。音楽家のMさんからのお誘いで河原でキャンプすることに。ほぼプライベートキャンプ地なので、久しぶりに直火の焚き火ができそう。Mさんたちは作品づくりのためのフィールドレコーディングをするということらしい。
「僕らもこんな音楽やってるんです~」などと気軽にメールのお返事したら、
などとツイートされて焦るw
紀州の備長炭は非常に硬く火持ちのよい優秀な炭で、その性能はあらゆる木炭の中でも世界最高と言っていいだろう。いったん火が熾ると炭全体が赤くなり、長時間安定した火力が続き、短時間にムラなく焼ける。
だから、うなぎ・やきとりなど料理屋では多少高くても備長炭を使う。いまネットで見ると黒炭はキロ300~400円に対して白炭はその3~4倍はする。それでも効率や焼き上がりからすれば、プロは備長炭を使いたいわけである。
炭はその製法から黒炭と白炭に分けられるが、紀州備長炭は白炭の代表格で原料はカシ類、とくにウバメガシが多く使われる(黒炭はナラ・カシ類が多いが、サクラなどあらゆる木で焼ける)。
黒炭は窯で蒸し焼きにして作られるが、白炭は蒸し焼きの後、窯を開けて再び発火させ、外に出して素灰(粘土粉と灰を混ぜたもの)をかけてゆっくり消火させる。
このために硬質なきめ細かい肌の炭ができる。黒炭はお互いに叩くとコツコツという音だが、白炭はカンカン(キンキン)という金属音に近い音がする。そして手に持つとずっしりと重い。
*
Tさんの紹介で備長炭の炭やき名人に会いに行く。途中で「備長炭記念公園」を見学。ここには大きな炭窯が何機もあり、中で関東から移住したというIターンのご夫婦が窯出し中であった。
その後、龍神村方面へ山道を行く。かなり奥まった道の途中に窯があった。煙が出ている。名人といわれるHさん親子はその道では有名な人らしいが、実に気さくな方で、40代の息子さんは「四万十式作業道」をご存知であり、私がその本の著者であると知ると驚いておられた。
那智の滝に行く。いつもコアな取材ばかりで、ふつうの観光らしきことをしたことがないので、ごくごく一般的な観光ルートを一回りしてみることに。那智駅交流センターでパンフレットをもらい、まず補陀洛山寺へ。それから大門坂を徒歩で上ってみる。
石畳の道が風情あり、スギとクスノキ巨樹の参道のような道を、那智大社に向けて進む。パラパラと観光客、外人さんもいる。