炭やき取材の夜は和歌山に一泊し、翌日は高野山方面へ。音楽家のMさんからのお誘いで河原でキャンプすることに。ほぼプライベートキャンプ地なので、久しぶりに直火の焚き火ができそう。Mさんたちは作品づくりのためのフィールドレコーディングをするということらしい。
「僕らもこんな音楽やってるんです~」などと気軽にメールのお返事したら、
などとツイートされて焦るw
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小さい河原だが標高もそれほど高くなく、穏やかな夕暮れに高野豆腐の唐揚げをつくったり、カレーで土鍋炊きのご飯を食べたりして焚き火は楽しかった。東京から来た録音ミュージシャン3人組は河原焚き火が初めてだったようで、yuiさんにいろいろ指導を受けていたw
翌朝は焚火でトースト。
河原の石だけでコンパクトなカマドを造って流木(主にスギの枝)でこれだけのことができてしまう、ということが、初めての焚き火の彼らにはとても新鮮な体験だったようだ。
つまり原発から長い送電線を引いて鉄の箱でニクロム線熱くしてトースト焼いている東京の生活って何なんだろう? と思ってくれただけでも、私が来たかいがあったというものだ。
いま、焚き火をする(できる)人は極端に減ってしまった。なので河原には流木が集め放題であった。
焚き火の炎と炭は遠赤外線が非常に強い。
「遠赤外線は体を芯から温めて癌を抑止する強い効果があるというから、これから被曝された人を救うには囲炉裏とか焚き火ってすごく重要なんじゃないかな・・・」と参加者のひとりサイキック系のRさんがつぶやいた。
耐熱ガラスは遠赤外線を反射するので、よくあるタイプの薪ストーブは遠赤外線効果という点で非常に損をしているということを、皆さんは知っているだろうか? また、最近大流行りのロケットストーブは、その構造と機能から体を直接温める遠赤外線効果はほとんど期待できない。
というわけで囲炉裏とか焚き火、そして炭を使う火鉢や行火は重要なのだけど、セシウムは気化しやすいので汚染地での焚き火はやめたほうがよい。実は『囲炉裏と薪火暮らしの本』を書くときはこの辺りをどう表現していいかですごく悩んだ。
そしてこのまま原発を続けていけば、焚き火でトースト焼いたら被曝するからやっぱり原発から長い送電線を引いて・・・なんてことにw
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Mさん、お世話になりました♬