日本人と薪


先日、わがアトリエ敷地の御神木、大カシの枝を切った。その枝を処理する。といっても捨てるとか燃やしてしまうわけじゃなく、もちろん全部薪にするのである。薪ストーブには細い枝など焚き付けにしかならないが、囲炉裏には細枝は便利なものである。大枝はチェーンソーで、中枝はノコギリで、小枝はナタでさばいていく。もちろん葉っぱは堆肥に積む。

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高崎のE、ふるさとの森???


まずは今日の『毎日新聞』全国版記事をごらん下さい。

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筑波山の森林再生、霞ヶ浦の水質浄化を目指す広葉樹植林。約200人の市民が2000本の植林(一人あたり10本)。すばらしい活動のように思えるが、その面積は400平方メートル、すなわち0.04ha=120坪=0.4反。1haの1/25の面積。よくよく計算してみると、たったの20m四方という区画である。

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エゾヨツメ


秋は伐採。というわけで梅の枝を処理。こいつはチクチクとして扱いにくい。生木だというのにノコが食い込んでいく。ナタで小枝をさばき、長さを揃えてヒモで縛って薪場に積む。

次に石垣天端立つシラカシの枝伐りといく。YKが伐り手を志願したので僕は下で指示を出したりロープで伐採枝を引っ張ったりする。なにしろ石垣自体が3m以上あり、そこから生えている太い幹をさらに4~5m登る。ザイルでもやい結びをし、スリングで支点をとってカラビナをかけての作業だ。

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クワの薪


イラストマップの取材が入ったり打ち合わせや来訪の電話が入ったりして忙しい一週間だった。HPの「写真&エッセイ」に動植物の写真をアップした。アトリエで撮ったものを中心に、これからも数を増やしていく予定だ。でもここに殿堂入りするにはかなりの秀作じゃないとね。鳥も撮りたいんだけどこれはカメラを買い替えないといけない。

さて、秋だ。伐採の季節、イノシシ避けづくりに邪魔なクワを伐っておいたのだが、それを運んで薪に仕立てる。こんな細い枝は「薪ストーブ派」には無用の長物だろうが、カマドと囲炉裏を使うここではすべてが役に立つのだ。

生の木はノコが入りやすい。かなり楽に切れる。太めのものはクサビで半割りにする。これも生木のうちは面白いほど簡単に割れる。クワの心材は鮮やかな黄色で美しいのだった。

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