藤岡のIさん来訪。ちょうどY先生が次回個展のチラシやハガキを持って来てくれる。しかも饅頭のお土産付き。しばし歓談する。
月: 2006年8月
百穴とインド
用事があって東松山まで行く。ついでに吉見町の「吉見百穴」を見に行く。古墳時代後期の横穴群で、戦時中には倉庫に使うために道が掘られたりしている。凝灰岩の岩山をくり抜いたのだ。昔は古代「土蜘蛛」族の住居だったなんて説もあったらしい。中はひんやりして寒いくらいだ。ヒカリゴケが見れた。
インゲンの支柱
白インゲンの支柱を立てたり草を刈ったりする。支柱はスギの枯れ枝を使うので久しぶりに敷地のスギ林に入って枝を取りにいく。間伐した林縁部は草が繁茂して歩きにくくなっている。奥のほうはまだ選木したままで伐っていない。ここはアトリエまで担いで運べるので、伐り置きにはしたくないのである。また、伐るなら秋の適期に伐りたいと考えている。春~夏に伐ると水分で重いしカミキリムシなどの穿孔虫に産卵されてしまうからだ。
青木ヶ原樹海
湖畔を散歩する。富士五湖といえばブラックバス。どの湖にも釣り人だらけである。湖畔にはバスの死体が打ち寄せられている。
青木ヶ原樹海にある風穴の名所を覗きにいき、樹海の林内を観察する。溶岩に根を張って原生林になっているのだ。表土がないところから出発した生態系の極相の姿である。根が浮いている木が多い。土がなくても木は育つ。植物が自ら作った土を発展させてきたのだ。太い木もあるが、巨樹というのは見られない。樹高がそろって低い。年輪は相当詰まっているはず。
南牧村、かえでの樹
うーん、仕事のしすぎだ! 播いた豆もきちんと発芽しすくすく育っているので外出。コペンで神流川を遡り、下仁田へ抜けて「きよしや食堂」でラーメン定食を食べる。相方YKはカツ丼。
その足で南牧村の奥へ行ってみる。養蚕民家が昔のままかなりの数で残っている。中に、トタン屋根の煙り抜きがある家をみつける。板か杉皮の屋根だったものをトタンにふき替えたのではなくて、最初からトタン屋根なのだ。つまり、トタンという製品が登場した時代に、これからも囲炉裏を使う暮らしを前提にしていた、ということなのだ。