四国霊場 第37「岩本寺」の宿坊は田辺さんのお姉さんが仕切っておられるのであった。そのお姉さんと、朝食後に喫茶室でいろいろと話しをした。昨日の膳もお姉さんの計らいのようだった。僕は広間に立てかけてあった絵のことを訊いた。それはかなり大きな日本画で、青地に金で銀河のようなのたくった曲線がアクションペインティングのように置かれ、そこにグリッドを切って、部分に絵はがきのような風景画が描かれている。よく見るとそれは同じ地に描かれたもので、沈下橋の風景だった。ということは、この銀河は四万十川の暗喩なのだ。
“林道取材、西へ5.(四万十町現地取材2)” の続きを読む