スケッチ、九輪草の晩期


昨年から保護しているクリンソウが開花後半となり、本当に「九輪」のような様相を呈している。昨年も少しは見られたのだが、今年のさらに大型になってきて壮観である。「九輪」とは五重塔などの先端に飾りとして付けられている金属の棒状のものだ。その環の重なる感じが似ているところがクリンソウの名の由来なのだ。環を描いて咲きながら、次々と上に伸びつつ咲き続けていくのである。

最初の環の開花があってそれを描いたのが5/11だから、およそ一ヶ月咲き続けいま6輪まで来たところである。今日はちょっと大きめの水彩紙でイーゼルを使ってじっくり取り組んで描いてみた。鉛筆線を終えたところでにわかに雨振りの様相になったけど、なんとか持ちこたえて彩色まで描き上げることができた。ほっ。

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