フキ・ラッキョウ・ミツバ


朝。下に住むOさんがタケノコを届けてくれた。足が悪い80代のおじいさん(一人暮らし)なのだが、水道故障の件で昨年は何度かOさん宅を訪れたりしていたので、そのお礼のつもりかもしれない。恐縮しつつ、いただく。さっそくチビカマで煮る。今日は雨なので台所の土間で。

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魂の無い狂人の手によって


神流川の支流にて


田んぼの手伝いで籾(もみ)付きの米を貰ったので、下の町に住むIさんのところに持って行って、籾を取ってもらった。Iさんの家は鮎川の流域で、位置的にはアトリエの背後にひかえる御荷鉾山の、反対側にあたる。

鮎川は神流川よりはずっと小さい川だが、その名の通り昔は鮎がたくさん上ってきたらしい。ちょうどIさんの家の畑の下が崖になっており、そこを鮎川は大きな深みを作って流れている。すぐ近くには5年ほど前に温泉施設ができ、営業している。このあたりは塩泉脈があり、ここの湯も源泉は塩辛い。

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限界集落


山を下りる老人たち


雨が上がった。集落のSさんがお隣のイタルさん宅に遊びに来たついで、ウチでも立ち話をしていった。Sさんはもうすぐ85歳の一人暮らし。耳はやや遠いが元気である。自宅からちょっと離れた畑まで、バイクで移動しているのだが、そのバイクのエンジン音が特異なので、アトリエからは「ああ、今日もSさん元気だね!」などと、YKと和んだりするのである。

が、久しぶりにY先生にも会い、挨拶をすると「もう藤岡へ降りることにしたよ」という。厳冬期には藤岡のマンションで過ごされるY先生ご夫妻であったが、今年はついに山村を撤退される。まだ車が運転できるうちは畑に通うつもりであるという。そして先日、集落で50代の女性が癌で亡くなられ、そのお悔やみに行ってきたばかりだった。この集落の未来を考えると暗澹たる気持ちになる。「限界集落」という言葉があるが、わがH集落はとうに限界を通り越しているのだ。

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新著届く


早朝、車を飛ばしてアトリエに戻り、イタルさんに笹団子のお土産を届けつつ石垣手伝いのスケジュールを打診すると「もう片付いたよ」とのこと。週末に息子さんたちがきて残りを積み上げたそうだ。さっそく見に行った。天端は50cmほど低く、うまく仕上がっていた。

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石垣積みパート2(高い石垣の場合)


Y先生の畑の石垣修理を終えたとき、イタルさんから、

「ウチの畑の石垣も頼むよ」

と言われていた。そう、あの昨年の台風9号でイタルさんちの石垣も壊れていたのである。それは80歳のイタルさんがここに暮らして一度も壊れたことのない石垣だった。それほど、今回の雨は凄まじかったのだ。

今回は石垣がやや高く、足場を組んで石を上げねばならない。幅もあるのでかなりの作業量がある。若い頃のイタルさんなら、一人でやってのけてしまう作業なのだが、大きな石はさすがに上げれないので、僕の助っ人を待っていたわけなのだ。

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