竹割り、着物


イタルさんが竹を割っている。インゲンの支柱づくりだ。すかざす近寄っていき、観察。「ははぁ、竹は細いほうから割っていくんですね」と呼び水をしてから、ちょっとひと呼吸の合間合間に質問をする。本当は10~11月が伐り旬のベスト。12月には早くも水を吸い上げるという。イタルさんはコンニャクの収穫などに忙しいのでいま伐ったというわけ。

最初の一節まではナタの背を丸太で叩いて(鉄のハンマーでやるとナタの背は軟鉄なので変形してしまう。イタルさんの使っているのは竹割り専用の刃物のようだ)そこから先は手で裂いていく。ほんとうは半割したら、それをまた半割、というふうにしていくと割りやすいのだが、それでは支柱には太すぎるのでイタルさんは三つ割りにしていた。

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草刈りABC


とにかく山暮らしの夏は草刈りに追われる。敷地をくまなくやるのは大変なので適当に手抜きはするけれど、どうしてもやらねばならないところがあるわけで、まずは「家周り」は必須。そして「生活の通路になるところ」。こういうところは下駄で歩きたいのでね。

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草を刈りながら


伐って切って伐りまくる山の庭の夏


8月のお盆を過ぎると、樹木の生長はぐっと穏やかになる(水や養分の流れが少なくなる)これ以降に伐れば木は薪にするにしても用材にするにしても使いやすいものになる。虫食いなどが少なくなり、乾燥も早まる。だから木を剪定したり伐るならお盆以降にしたいのだが、とはいえ、この山で8月まで木を放置しておくと、とんでもないことになる。

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もやかき


3年前に伐ったクヌギからたくさんの新芽・小枝が吹き出している。広葉樹の多くは切り株から萌芽(ぼうが)するので、それをうまく仕立ててやると再生可能だし、植林するよりずっと早く太い木にすることができる。昔の人はこの性質をうまく利用し、雑木林を15年程度で皆伐・更新させていた。

具体的には、出て来た小枝を剪定して2~3本程度に揃える(これを「もやかき」という)。要するに小枝の間伐である。ついでに周囲の雑草も刈ってやったり、ツル草を切ってやる作業も必要だ。

さて、このクヌギだが、かなり太い木だったので、伐採したとことで上部の空間が空いた。そこへ周囲の雑木が枝を伸ばし、切り株には日が当たらなくなってしまった。萌芽はしているものの気息奄々状態なのであった。雑草・ツル草刈りだけでなく、覆いかぶさる他の枝も剪定する必要があるのだった。

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