仕事打ち合わせの電話が来た。ななくさの個展がきっかけで、埼玉県主催の林業系のイベントでSHIZUKUが歌うことになったのだ。場所は川越市民会館。1200人入るホールだ。詳細はまた後で。

囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
仕事打ち合わせの電話が来た。ななくさの個展がきっかけで、埼玉県主催の林業系のイベントでSHIZUKUが歌うことになったのだ。場所は川越市民会館。1200人入るホールだ。詳細はまた後で。

朝、畑に出てホウレンソウ、ハクサイ、フェンネル、パセリを摘んで、それらすべてとカブのスライスを混ぜたサラダをつくる。材料は手で一口大に手でちぎり、水でさっと洗ってサラダスピナーで水きりする。ドレッシングはオリーブオイルとワインヴィネガーをベースに塩、醤油、バルサミコ、黒コショウ、そこに柚子の皮のスライスをパラリ。

個展最終日、Y先生ご夫妻とななくさで食事をし、搬出を終えて翌日からの個展販売の搬入の方々と入れ違う。その足で城峰公園へ。鬼石の桜山公園は冬桜で有名だが、神流川をはさんで対岸埼玉県側にあるこの公園も冬桜で売り出している。帰りは神流ダムの右岸を走って帰還。夕映えの紅葉が奇麗だった。
アトリエのカシの木の下のある紅葉(もみじ)も真っ赤に染まってきた。朝、相方が精製していたドングリの粉でパンケーキを焼いた。小麦粉を半分、卵を1個使ってベーキングパウダーをいれてフライパンで焼く。囲炉裏の煙が立ちのぼり、玄関から差し込む朝の光の筋が美しい。下駄履きでハーブ畑に行き、スペアミントと月桂樹を摘んでドングリパンケーキにハーブティーを添えた。
夜は初めて採取した畑の白菜で鍋。白菜はちょっと小さめだが、生でかじると驚くほどの甘さがある。鍋で煮込んでもシャキシャキ感があって本当に美味しい。アトリエの畑の産物には感動しっぱなしなのである。

今日はのんびりしよう、と思っていたが、改装途中の囲炉裏部屋が気になって仕方がない。掃除を繰り返し、廃材を材料に棚を直したりした。まだ大工仕事に慣れないので時間を食う。それにしても囲炉裏部屋の下窓は正解だった。これで空間の雰囲気ががらりと変わった。古民家は囲炉裏でいぶされ壁・天井・柱が黒くなって、どうしても暗くなってしまう。

「おきりこみ」は翌朝の汁がしみ込んでドロドロになった煮返しが旨い、と聞いていたが、ううむ、たしかに旨い。ほとんどクリームシチューだ。囲炉裏4日目。煙は慣れているけど、灰の飛びがこれほどとは思わなかった。マメに掃除が必要だ。しかし、囲炉裏は薪を超ローコストに使う最も優れた方法であるとの確信を持った。
