熊野古道の大崩壊地へ行ってきた。三越峠の先にある所で、区間でいえば中辺路ルートの湯川王子と発心門王子の間にある。案内のKさんは、世界遺産になるずっと前から熊野古道を縦横に歩かれている大ベテランである。

囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
熊野古道の大崩壊地へ行ってきた。三越峠の先にある所で、区間でいえば中辺路ルートの湯川王子と発心門王子の間にある。案内のKさんは、世界遺産になるずっと前から熊野古道を縦横に歩かれている大ベテランである。

埼玉の講演の後、実家や東京での所用を済ませて西へ。三重の松坂から櫛田川沿いに奈良の吉野に入り、そこから五條市、十津川村を通って2011紀伊半島豪雨の奈良県側を観察し、熊野本宮へ入る。
奈良県側の崩壊地は大型で痛ましく、工事もかなり大掛かりに進められていた。
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吉野は吉野林業地として名を馳せている一大林業地だが、間伐の遅れた線香林ばかりで主要幹線沿いにいい山はほとんど見られない。それでも手前の三重県側の林道に、いい山を見つけた。

古い町並みが残っている広島県福山市の鞆の浦(とものうら)に行ってみたいと思っていた。後で知ったのだが、ジブリの宮崎駿が「崖の上のポニョ」の構想を得た所で家を借りて滞在していた時期もあったそうな。
確かに、これだけ多くの古建築が現役で息づいている場所はもう日本にはないかもしれない、そう思わされた。天然の良港で瀬戸内の海流がここでちょうど2分されることもあり、古くから潮待ち港として栄えた。町の中は江戸期からそのままの坂の多い幅の狭い道路が錯綜している。で、幹線道路から隔離された地区なので、そのまま保存された(取り残された)のである。

そろそろ「そばごや」が開業再開するはずなので行ってみた。徳島の吉野川支流貞光川沿いにある。老夫婦2人で営業している店で、5~6月は本業?の製茶業が忙しくなり一月半ほど店を閉めてしまうのだ。一週間くらい前に店を開けたとのこと。
親父さんが奥で石臼で粉茶を挽いていた。

挽きたての粉茶でアイスティーをごちそうになる。

「藤尾さん」の愛称で親しまれる藤尾八幡神社は、高松の市街地からも近く、社寺林に豊かな照葉樹が残されている。その面積約37haはこんぴらさんのある象頭山に次ぐ。この神社は拝殿はなく標高136mの藤尾山お山自体がご神体だそうだ。アラカシ,ツブラジイ,クスノキ,イチイガシの大木がある。
