中津川林道~小鹿野


翌朝、朝食時に「やどや」の主人、Y氏と話をする。氏は森林組合作業班で林業を長く経験してきたので、かなり突っ込んだ話題となった。

噂では聞いていたが、神流町の森林組合で、立て続けに死亡事故が起きた。一人は伐倒木の下敷きに、一人は枯れ木の落下だそうである。話しを聞いてみると、後者は私も一度お会いしたことがある方であった。

林業作業は恐い。機械化が進めば進むほど危険が増す。

Y氏は事故の原因をこう分析する。

いまの森林組合の仕事はほぼ100%補助金の仕事で、実際に荒廃した森を快復させる仕事にほど遠い内容も多く、しかもノルマや時間に追われがちである。

少し前までは、70~80代の土地の古老が作業班に居て作業を仕切り、適宜休みを入れたり余裕をもって周りを見ることで、事故を自然に回避しいていたのではないか。

“中津川林道~小鹿野” の続きを読む


カミオカンデ、福地温泉、刀屋


内陸部のナラ枯れを見たいので高山方面か安房峠を松本に抜けることにした。富山市猪谷関所跡付近、一部にナラ枯れ目立つ山あり。かなり前に枯れたと思われる木と重層している感じ。

middle_1282279251

“カミオカンデ、福地温泉、刀屋” の続きを読む


町屋カフェ、大文字送り火


阿波踊り最終日を最後まで見届けた後、眠らずに徳島を出発し淡路島を走って京都を目指す。淡路島の橋だけ高速利用、後は下道。途中、何度か仮眠を取りながら、朝、亀岡に到着。しばし仮眠を取るが、朝日が上がったとたん車内は暑くてとても寝ていられなくなる。

都市のヒートアイランドは限界を通り越している。人は建物や車の中に逃げ込み、自然に不感症になっていく。大都市の近郊の山には産廃、墓地、姥捨施設、ラブホ、変電所、ゴルフと、廃棄と享楽が渦巻いており、山林の浄化機能に目を向ける人もいない。路上のデジタル温度計はすでに32度を差している。京都郊外のカフェに逃げ込む。すでにカフェは満席だった。

長居しようと思ったが、30分ほどで次の待ちの客が私たちをじっと見ている。早々と店を出て嵐山までドライブ。

middle_1282264701

“町屋カフェ、大文字送り火” の続きを読む


コメ来来ナラ枯れ京都


名古屋でモーニング。といえば、やっぱり「コメダ」。ビターでたっぶりなコーヒー。懐かしマーガリンを塗り込んだ厚切りトースト。絶妙な茹で加減のタマゴ。木調の内装。若い女性によるきびきびした接客。喫煙者に優遇スぺースを置くことも日本のカフェで成功する秘訣かな。おそらく便座の温度まで夏冬で変えているのではないか。そのくらい細やかに接客している。そして、名古屋では客がカフェ慣れしているのがいい。お店を立てているのだ。値段は390円。

middle_1282135256

“コメ来来ナラ枯れ京都” の続きを読む