名古屋でモーニング。といえば、やっぱり「コメダ」。ビターでたっぶりなコーヒー。懐かしマーガリンを塗り込んだ厚切りトースト。絶妙な茹で加減のタマゴ。木調の内装。若い女性によるきびきびした接客。喫煙者に優遇スぺースを置くことも日本のカフェで成功する秘訣かな。おそらく便座の温度まで夏冬で変えているのではないか。そのくらい細やかに接客している。そして、名古屋では客がカフェ慣れしているのがいい。お店を立てているのだ。値段は390円。
お昼は京都を中心にチェーン展開している「来来亭」。以前の旅でも食べて、ちょっと心に引っかかったラーメン屋だった。鶏ガラスープに背油が浮かんでいる。全体としては家系のような感触に博多麺のような細麺。大量のネギ。チャーシューは薄切りだが、普通のラーメンでもまるでチャーシューメンのごとくざくざく入っている。
なんとなく、むかし築地で食べた「井上」のラーメンを連想させる。麺かため脂少なめネギ多め、おろしニンニクちょうだい。なんていう細かい調整も全部OK。しかし店内のかけ声が体育会系でちょっとウルサイ気も(笑)。「天下一」は群馬の太田へも進出したが、あれは好みではないな。「コメダ」「来来亭」来ないかな関東まで。
京都へ近づくとナラ枯れ発見! カシノナガキクイムシによる食害と伝播によるというが、マツ枯れと同じようにその根本には手入れ不足による樹木の衰退、また酸性雨による土壌汚染でナラと共生関係にある菌根菌の衰退が虫を呼ぶ、という説もある。
90年代、豪雪地帯のミズナラから始まったナラ枯れだが、京都や琵琶湖周辺の低山にミズナラは生えていないはず。
山裾まで近づいて枯れた木を調べてみた。カシナガの脱出痕から木屑が大量にこぼれていた。
コナラであった。
iPhoneを使ってネットで調べてみた。すると昨日付け『京都新聞』に「ナラ枯れ「紅葉」、猛暑で深刻化16日送り火の大文字山」というタイムリーな記事があるではないか。
そして『毎日新聞』にも「ナラ枯れ:夏なのに紅葉? 東山襲う」。
京都市内に入り、さっそくナラ枯れを観察した。京都は暑いのに人でごった返していた。それだけの魅力を有している町。京都にはシャッター街は存在しない。着物を着こなした婆さんが時たま歩いている。
ネットで調べた町家カフェ。たぶん・・・の予想通り、最悪の町屋カフェ。町屋の機能や美しさの何たるかを知らない。これもいい勉強。京都がすべてすばらしいというわけではないのだな(笑)。
兵庫県三木市の道の駅で車中泊。30台くらい車がいる。この数年ですごく増えた車中泊旅。中高年が多い。