2011の台風12号で大崩壊した紀伊半島へ山林調査へ行ってきた。最初は那智の予定だったが、途中の古座川近くでちょっと山に入ってみた。
ピンのあたりである。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
地質や土壌についてクボタの企業PR誌『アーバンクボタ』(1969年~2003年)が解りやすく便利だ。
紀伊半島の大部分は「四万十帯」なんですね。
台風12号豪雨被災地(和歌山県田辺市・新宮市上空)。和歌山県警のヘリコプターが2011年9月7日の朝、新宮市熊野川町~田辺市本宮町~田辺市大塔地区の上空を飛行し、土砂災害に襲われたそれぞれの地区の模様を空撮した映像のYuouTube。
3:25あたりから流れる百間山地区、かなり大規模な崩壊場所だ。ここから後半はずっとこの周辺を映している。びっしりとスギ人工林。いや見事なほど背の揃った人工林でまるでカーペットのように見える。それが、尾根の近くからごっそり崩れている。
Google mapからその場所を拾ってみる。
図書館で宇江敏勝『昭和林業私史』(農文協1988)を借りてきた。宇江さんは1937年生まれ、紀伊半島の山で山林労働に従事しながら本を書かれた人だ。氏のエッセイを昔ずいぶん読んだ。この本もいちど読んでいるはずだ。