京都四国旅(11.京都の本屋、黒田辰秋のテーブル)


前夜は亀岡の道の駅に泊まり、今日は名古屋の友人宅へ。途中で再び京都へ。

京都にはディープな本屋があると聞いてまずは見学に。「恵文社一乗寺店」。本屋さんなのだが雑貨あり、ギャラリーあり、で本の品揃えがかなり凝っている。アートからアングラ、デザインや漫画、純文学や絵本、洋書、雑誌など、雑多だがその手の本はかなり突っ込んだものまで揃えてある。うーん、京都、深し。

もう一軒、「ガケ書房」。こちらは残念ながら12時開店というので見に行けず。このような文化拠点としての本屋さんもまた、これから町再生に欠かせないものになっていくんじゃないかな。

恵文社で立ち読みしていると、京大前の老舗喫茶店に黒田辰秋が作ったテーブルとイスがあると知って、そこへ行ってみた。百万遍(京大前)にある「進々堂」。

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京都四国旅(10.海と松)


私たちが四国本州間を行き来するとき、毎回お世話になるのが宇高国道フェリー。軽自動車片道2.300円で搭乗人員の料金はなし。つまり軽で2人で旅するなら一人1,300円で海を渡れる。

四国を離れるとき、私はいつもデッキから屋島をぼんやり眺め、お別れする。

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京都四国旅(6.京都の町中散策つづき)


京都の町中散策を続けよう。料理屋の壁が杉皮に割り竹止めだった。いま、町家の側面はトタンを貼られてしまうことが多いが、昔はこんな処理だったのかな。

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京都四国旅(6.京都の底力)


山鉾巡行の終わりはあっけなく、デパートの階下へ降りると人の波が引き始めている。後を追うように町中を彷徨うが、すでに有料観覧席あたりも人は散っており、遠くお囃子の音を聴きながら、市内歩きを続けることにした。そこで出くわしたのが山鉾の解体現場。その日のうちに解体か、忙しいな。
これが辻回しに使われた敷き竹だ。

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京都四国旅(5.京都の食)


立ち見見学にくたくたになり、飛び込んだデパートの京料理店で鱧(ハモ)を食べる。鱧は湯びきが絶品ですね。鰻や穴子と同じような旨味があるが、もっと清らかで複雑繊細な旨味だ。梅肉を擂ったやや甘みのある醤油だれのようなもので食べる。これがまたよく合う。

食べているうちに涙がでてきた。他は大味で鱧寿司なんかは美味くない。それにしても肉薄の湯びきがわずか4きれ・・・。魚屋で安く売っているが、やはり冴えた包丁と、湯から上げたてを食わないと、本当の鱧の繊細さは味わえないと思ってね。

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