右岸も逆打ちになった。観音寺は香川にも同じ名前の札所があるが、そちらは6月にすでに打ち終えた。
狭い道にあり車も止めにくいが、駐車代無料なのはありがたい。
山門は鐘楼門。敷地は狭いが建物は立派なものである。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
右岸も逆打ちになった。観音寺は香川にも同じ名前の札所があるが、そちらは6月にすでに打ち終えた。
狭い道にあり車も止めにくいが、駐車代無料なのはありがたい。
山門は鐘楼門。敷地は狭いが建物は立派なものである。
これで吉野川左岸の10寺が打ち終わった。右岸に渡って残り4寺を固め打ちすると徳島「発心の道場」はすべて打ち終わる。時刻は10時。
17番「井戸寺」へ。境内に判然としないコンクリート打ちの広場があって、そこが駐車場らしい。独特の鄙びた感じのあるお寺だ。柴又の寅さんが出てきそうな庶民的な雰囲気。77番の道隆寺にも似ている。
部分的逆打ちで7番「十楽寺」へ。わざとは逆順遍路をしているわけではないのだが、そのときの旅程から行きやすい道順を選ぶとなぜか逆になるケースが多いのだ。逆打ちは案内板が少なくなるので道に迷いやすく、本道を外してしまいがちだが、正面から歩いてくるお遍路さんを観察しやすい利点もある。
最近見られる傾向としては、老人男性の単独行遍路が目立つようになってきた。
さて、十楽寺である。竜宮城を連想させる赤い鐘楼門。この手の山門は中に鐘が格納されていて、ヒモを引いて撞けるようになっている。が、ヒモを下ろさず鳴らせないようになっているケースが多い。トラブルが多いのだろうか。
実はこのお寺はとても楽しみにしていた。というのも、88箇所中、最も近代的な鉄筋コンクリート造と聞いていたからだ。
ところが、いきなり目を引いたのは、入口にあるスギの木だった。これが根元から枝分かれしている不思議な樹形なのだ。