左・「ホピの予言」伝道者の辰巳玲子さん、右・坂東商店オーナーのクボタノリコ氏(以下ノリさん)である。今日はここで行われる上映会のあとのトークゲストとして呼ばれたわけだが、僕が坂東商店にここまで関わった経緯をちょっとおさらいしておこう。
“山川忌部ツアー+「ホピの予言」上映会+ゲストトーク@徳島(前振り)” の続きを読む
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
左・「ホピの予言」伝道者の辰巳玲子さん、右・坂東商店オーナーのクボタノリコ氏(以下ノリさん)である。今日はここで行われる上映会のあとのトークゲストとして呼ばれたわけだが、僕が坂東商店にここまで関わった経緯をちょっとおさらいしておこう。
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剣山周辺の風土が好きでよく徳島を訪れるのだが、吉野川沿いを走っていると高台に気になる石垣がいくつも現れる。この一帯は中央構造線の南側に当たり、青石(緑泥片岩/三波川変成岩類)を産する。この石を使った石垣はとにかく色が美しく、片理で割れた長石が組み込まれて素晴らしい。中でもちょうど脇町の対岸当たりに気になる大きな石垣がある。
先日、貞光の奥の「そばごや」に蕎麦を食べに行った帰り、またその石垣に目が止まった。上の奥に建物が見え、どうやらお寺のようなのであるが、ここは道脇に車を止めれるような場所がない。カーナビの地図を撮影しておき、アトリエに戻ってから調べてみると「本楽寺」というお寺でホームページがあった。
これがなんと枯山水の石庭や茶室を持っており、有料(300円)で拝観できるのだ。また、予約すれば精進料理がいただけるという。というわけで連休中のどこかで行ってみようと計画していたのである。まずyuiさんのお墓にお参りして、讃岐山脈を越え吉野川へと降りた。
ところが国道からはJRの徳島線がまたがっていきなり高台になっており、入り口が解らない。かなり遠回りしてきわどい細道を辿り、なんとか寺に接近したももの、駐車場らしきものが見当たらない。そこで電話してようやくお寺の入り口へ。
「発心の道場」徳島の霊場、最後に残った一つ、13番「大日寺」へ行く。実は昨年の8月に訪れていたので2回目だ。
駐車場はやや離れたところにあり、車道を歩いて山門に行く。
15番の国分寺は9月に訪れているのでパス。14番「常楽寺」へ。駐車場の前に大きな池がある。
石段を上がって行くと黄葉を見せ始めたイチョウの木の向こうにきれいな弧を描いた石垣があり、その上に洋館にも見えるスギの下見板張り壁の二階屋が建っている。後で知ったがこれは寺務所の続きだった。
これで吉野川左岸の10寺が打ち終わった。右岸に渡って残り4寺を固め打ちすると徳島「発心の道場」はすべて打ち終わる。時刻は10時。
17番「井戸寺」へ。境内に判然としないコンクリート打ちの広場があって、そこが駐車場らしい。独特の鄙びた感じのあるお寺だ。柴又の寅さんが出てきそうな庶民的な雰囲気。77番の道隆寺にも似ている。