10,11日と『現代農業』の連載の本描きに入る。この連載、見開き2枚、4ページなんだけど、文、イラスト、写真の三つどもえで、たとえば写真の選択やキャプションもすべて自分で考えている。今回のテーマはトイレ・ゴミ・排水などのノウハウに迫る。この捨てるという行為が都会生活ではなかなか見えてこないし、その本質をしっかり活字にしている人が少ない。この連載、単なるアイデアや事例の紹介ではなく、自然の中の暮らしの本質が鮮やかに浮かび上がるようにしたいと走り続けている。
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アレチウリとハチ
朝、Y先生がハクサイの苗を持って来訪。いただいた苗を、以前シュンギクを育てていた畝を開墾しなおして植えた。雑草を抜き取り、落ち葉堆肥を漉き込んだ。土はかなり柔らかくなっており、ミミズも増えている。一輪車も移動できないような傾斜地なので、堆肥は土嚢袋に入れ、背負子で運ぶしかない。土は大事に作っていきたいし、過去の肥毒を消すためにも、外部からの動物性堆肥などは入れたくないのである。ここで使ったのはカシの剪定枝に大量についていた緑葉を中心に、切り返ししながら半年以上かけて堆肥化させたものだ。
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ツリフネソウ
いきなり無農薬、雑草との共存という自然農を目指した僕らであったが、さすがに失敗もある。イタルさんからもらったラッキョウ苗を植えたのはいいけれど、草取りをせずはびこってから刈ればいいや、と思っていたら、ラッキョウ苗の成長は遅い。気がつけば雑草に埋もれてしまい、かき分けて雑草刈りするうちにラッキョウの芽を切ってしまったりする。いつしか収集がつかず、畑はボウボウの雑草緑地と化してしまった。ラッキョウの緑はどこかに見えなくなってしまったのだった。

前橋その3
台風が荒れ狂っている間、こっちは『現代農業』の連載原稿に没頭してた。それにしてもスゴイ台風だったね。地震の頻発、飛行機事故、アメリカ南部のカトリーナ、今回の14号、都内での集中豪雨も何か変だった。尋常ではない何かの力が働いているような気がする。丸2日かけて4ページ分のラフ原稿をアップ。午後から高崎に出て修理に出していたデジカメを回収。その後、前橋の県立図書館へ。町中もぶらぶらしてみた。
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屋根直しの手伝い
朝7:30に集会所に集合して屋根の直しを手伝う。老朽化した分校跡の建物に雨漏りが目立ってきた。屋根は、この地区では珍しい瓦葺き。この地ではスギ皮葺きで石屋根が多く、現在は皆トタンにふき替えられている。石屋根は勾配が緩いが、瓦の場合はやや傾斜がある(でないと雨水の流れが悪く雨漏りしてしまう)。その瓦が割れているのを変えたり、ずれた瓦を直したり、瓦との隙間に漆喰を練って固定したりという作業をやる。
高所の作業なので、1階の柱に支点をとって命綱をつけ、雨樋の掃除などもする。区長さんも立ち会ってくれ、作業後は地元のおばさんが作ってくれたおにぎり、つけもの、冷汁。キュウリとタマネギを入れた冷えたみそ汁状のものにすりごまが混ざったもの。これを素麺にかけてごちそうになる。美味しかった。
その後一緒に作業したカナダ人のアダムがアトリエに遊びに来る。焚き火をしてビールで歓談していると昨日のニャンコが遊びにやって来た。
