高山社と群馬の養蚕


1/23、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産暫定リストに選ばれた。製糸場のある富岡市ではお祝いに市民3000人の提灯行列が行なわれたとかで、富岡でこんな提灯行列は戦時中のシンガポール陥落以来という騒ぎだったらしい(笑)。

築100年の養蚕民家に住んでいることもあり、僕らも引っ越し早々この建物のルーツや群馬の養蚕の歴史、桐生の織物について学び始めた。高山社の養蚕法については旧ブログ日記「木の机」に、富岡製糸については同じく「シルクハット」に書いたが、その高山社もまた世界遺産暫定リスト「絹産業遺産群」の中に含まれている。

市報で高山社に関する講演と見学会があることを知り、昨日と今日の2日間行ってきた。昨日は藤岡歴史館で松浦利隆氏(県新政策科世界遺産推進室長)の講演「高山社の創成期について」。今日はその創始者である高山長五郎の生家と、お隣埼玉県児玉町にある競進社の模範蚕室の建物(県指定重文)をマイクロバスで巡る小ツアーだった。

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下駄と足袋


アトリエでの野外作業のときは、おもに長靴。長時間のとき、また天気のいいときの農作業のときは地下足袋。そして、ちょっとぶらぶらするとき、土間や台所を行き来するとき、外や2階デッキでの読書や仕事中は下駄。だから、実は下駄を履いている時間がかなり長い。

この下駄というやつがイイ。以前から好きな履物だったが、アトリエに来てからというもの僕もYKも下駄ばっかり。履いているのは値段の安い桐下駄である。花尾が切れたら自分で直して、木が割れるまで履いている。

これに慣れてしまうと、つっかけやサンダルは頼りなくてダメ。親指の付け根で重心と踏ん張り・滑り止めのバランスをとる感覚がとても自然でいいのだ。むかし大工の棟梁は白足袋に雪駄履き、と聞いたことがある。

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薪使いの思考


火鉢に自家製の燠炭を使う


暖かい日が続いている。菜の花がもう開花し、ミツバチが動き始めている。おかげでこのところ、薪ストーブに火を入れていない。アトリエの薪ストーブ、通称「トラちゃん」が1階の部屋に入ったのが昨年の10/26。薪ストーブ特有の暖をずいぶん楽しませてもらったが、さすがに薪を大量消費するので毎日は使えない。よほど寒い日を除いては、火鉢と電気コタツで暖をとっている。

その火鉢に使う炭は、囲炉裏でできる燠(おき)炭である。囲炉裏で料理と食事を終えて和室に移るとき、小さなシャベルのようなもので燠火を火鉢に移動する。また、これを消し壷に入れて保存。壷が炭でいっぱいになったらスーパーの買い物袋にとっておく。それも使う。これは集落のおばあさんたちに教わったのだ。

囲炉裏で大きめの枝を燃やしていると、先端に真っ赤に燃える熾ができる。大きく成長した燠を火ばさみでコンと叩くと燠が落ちる。それを消し壷に入れて蓋をする。蓋をすれば火は消え、すでに入っている炭にも火はつかない(ただし、蓋を忘れたりすると、消し壷自身が火鉢となって大変なことになる)。「火消し壷」はいまホームセンターでも売っているが、蓋付きの料理鍋でも代用できる。底が焦げるので薪を2本渡してその上に鍋を載せればいい。

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2階へ


今年は1月からすでに温かい日があって、囲炉裏ではなく外(庭先)でチビカマを出して朝食兼昼食をとることも多くなってきた。が、チビカマを外へ出してみたものの、今日は風が寒い。囲炉裏に変えようと室内に鍋を移動した。

ところが庭に戻ると風が止んで、再び温かい。うーん、中か外か、ぎりぎりの線だナ。コルビュジエの写真集なんぞを読みながらコーヒーをすするうちに突然閃いた。

チビカマは鋳物のカマドで軽いので移動できる(少々の火ならそのまま移動も可、というスグレモノである)。また、底に足があるので室内でも使えるのだった。そうだ、2階を使おう!

2階は倉庫状態で、ちょこちょこと掃除はしているものの、改装はまだ手つかず。だから階段から土足で上がっている。南側は障子もすべて取り払ってあるので、板戸を開けると全面開放のテラス、という状態になる。

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ハチの巣洞を彫る


1/22のブログに書いたクリの丸太を彫りにかかる。チェーンソーで穴開けして、専用のノミでくり抜いていく。このノミ、Kさんが万場の鍛冶屋さんに特注して作らせたもの。その鍛冶屋Sさんもハチ飼いゆえ、実に彫りやすく堅牢なノミだった。

2樽を実質1日で彫ったがその間、刃こぼれは全く無し(驚き)。彫り出した木っ端はもちろんカマドや囲炉裏で使う。

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