日本のいちばん醜い日


予定していた出版の締め切りが繰り上げとなり、あわてて連日原稿書きの日々を送っている。ところが、図書館に予約しておいた3冊の本が届いてしまった。どちらも新刊で、図書館の購入会議にかけてもらっていたのだが、買ってくれたのだった。

『竜あり蛇であるわれらが神々』(上巻、下巻)デーヴィッド・アイク著
『日本のいちばん醜い日』鬼塚英明著

3冊とも500ページを越える大著である。

実は、アイクの本は到着が待ちきれず購入していた。鬼塚氏の前著『天皇のロザリオ』は前のブログでも紹介したが、『日本のいちばん醜い日』はさらに衝撃的な本であった。食事の後や、移動中の車の中や、寝る前や目が覚めたときの布団の中で、時間をみつけては少しずつ読み進め、ようやく読了した。

この本に出会わずに死ぬ人と、この本に出会ってから死ぬ人は、まったくちがう世界観を生きることになるのではあるまいか。WEBを調べているうちに、有名なデザイナーの原田治さんのブログに、この本のことと、映画の『日本でいちばん長い日』のことが書かれていた。原田さんの直感が、映画の中に「納得いかないリアリティがない役どころ」を見つけていたのが興味深かった。

この本もいずれ購入することになりそうだな。


温暖化の真実


いま書店に行くと『不都合な真実』という地球温暖化問題を解りやすくビジュアル化している環境本が平積みで売れている。著者は米クリントン政権時代に副大統領を務めたこともあるアルバート・ゴア。日本語訳は環境ジャーナリストの枝廣淳子氏である。

枝廣さんは以前「鋸谷式間伐」に興味を示され、「環境メールニュース」に鋸谷さんの講義録を紹介したいというので、人づてに転載願いが来た。それはイーズのHPでいまもバックナンバーとして公開されており、『神流アトリエ・SHIZUKU』のHPもリンクされている。

さて話は変わるが、噂によれば、郵政民営化で簡易保険の資金運用担当が、米国リーマン銀行=ゴールドマン・サックス社に決まったという。その郵貯の資金は、中国にこれから10年以上かけて500基を越える原発を建設する資金に運用されるという。建設を担う大手はベクテル社。これはブッシュ一族の企業だ。地球温暖化をあおると原発が正当化できる? さて、ゴアとは何ものなのか?

今年の春、山崎農業研究所の機関誌『耕』から「地球温暖化について特集を組みたいので、森林と山暮らしの観点から原稿を」と依頼。寄稿した拙稿「地球温暖化と森林再生 -森のある暮らしから-」には地球レベルの温暖化に対する言及は避けたが、いまの町の構造と暮らしそのものが、部分的温暖化を助長しており、町の暮らしはもっと森の暮らしに近づくべきだ、というような論旨は込めた。

HP「森林と林業」に拙稿をアップしました。こちら


古民家改装取材


DIYの雑誌『ドゥーパ!』から取材が来る。古民家の改装の特集号で、わがアトリエの改装具合と暮らしぶりを撮りたいという。んん、だいじょうぶかなぁ、と一瞬躊躇した。古民家の改装といえば、贅をつくして移築改装する完成品の例がよく雑誌に載っているが、

「これってちょっと違うよなぁ」

と、僕らは思っていたのだ。ぱっと見、おしゃれな都会人ウケするような写真ばかりで、当然のことながらたいがいオーナーはお金持ち。一見簡素に見えて、実はかなり贅沢である。

それは下男下女を使った昔の「庄屋様」の暮らし、あるいはヨーロッパ貴族の暮らしに似ている。山に連結し、生活と一体化したものが感じられないのだ。

ところが、山に連結した暮らしを連綿と続けている地元の人は、実際は限りなく都会に近づこうとする暮らしをしている。囲炉裏を封印し、ビニールクロスも合板も使うし、花柄の電化製品に溢れている。絵にならないのだ。

このギャップは見ていて面白いが、互いに学ぶ交差がないように思われる。

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ひぐま


群馬はラーメン屋が多い。しかも、そのスタイルは百花繚乱でレベルが高い、と思う。群馬の外食で気づくのは「肉食」系が元気だ。ということである。海なし県だから当たり前かもしれないが。そもそも畜産が盛んであること。トラック道が多いこと。工場が多いこと。関東平野のすそにあり、土木建築工事に恵まれていること。昼飯でコッテリ外食する人が多いのである。そこに住む人、食を利用する人の好みを、その地の外食産業は反映する。パワフルな外食人口が、群馬の食を特徴づけているように思う。その奥に潜在する群馬の秘密にも気づいたのだが、それはいずれ語ることにする。

さて、以前から気になっていた太田の「サッポロラーメン羆(ひぐま)」へ行ってきた。12時開店の、10分前に店に着いたらすでに行列。

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