山暮らし3年目。↑ブログのサブタイトル「絵と文作・ギターのあい間に畑と山仕事。アトリエの改装・・・」とあるように、まあ忙しい日々を過ごしながらも、このところ図書館で本を借りたり(市立町立図書館が3カ所に県立図書館で都合4カ所かけもち)DVDを借りて古い日本映画を観たりもしている。
太田龍『天皇破壊史』『長州の天皇征伐』ときて、今日は鬼塚英昭『天皇のロザリオ』上下2巻900頁超を読了した。こんな本が、市立図書館とか県立図書館にしっかり収蔵されているのだ。いや、ありがたい世の中というか、マイッタマイッタ。しかし、付箋を貼りながらの読書なんて久しぶりのことだな。
丸元淑生氏のカラー写真つき料理本『ファミリー料理』『スープ料理』『家庭の魚料理』『楽しもう一人料理』を片っ端から借りて、全ページをデジカメに収めてしまった(もちろん自家用)。なにせこんなすばらしい料理書がことごとく絶版なんだよね。これは陰謀なのか?(笑)
いずれも、過去の日本の美しき自然や、そこから生まれる当たり前の日本人としての祈りのようなもの、そして、それらの再生を願う気持ち。・・・著者を突き動かすそんな「思い」に打たれる。
なぜなら僕もまた、同じような思いでここまで仕事を続けてきたのだから。「山づくり」しかり、「林道」しかり・・・。僕らは、自分たちの楽しみだけのために「山暮らし」をしたいとは思わない。Iターン組の一人としてここで暮らす前に、ある人に「エイリアンになるなよ」とアドバイスを受けた。
朝からイタルさんと水源の掃除をしてきた。新しいトタンを5枚かついで急斜面の山を登る。長年の落ち葉でトタン板の上に土がかぶさり穴があいてぼろぼろのものがある。それが沢を埋めていたのだ。泥を取り、石を組み直した。
3時間ほど作業して、再びイタルさんの軽トラに乗って、アトリエに戻ると雨。
そこで囲炉裏を焚いて、読書していたというわけ。