鈴鹿の石垣


前夜は大学時代の友人K宅(名古屋)に泊まる。20年ぶりの再会を祝して多いに飲み、語りあった。おかげで先輩の建築パースを代理描きしてバイトしていたことなどがYKにバレてしまった(笑)。

さて、名古屋から南下。そして西へ。

三重県菰野町は鈴鹿山脈産の花崗岩を加工して庭園用の石や灯籠などに加工する産業が昔から盛んなところである。国道沿いには石屋さんがたくさんあり、ちょっと規模の大きな家なら、その敷地に大きな花崗岩をガンザに積んで巡らす様は圧巻である。

駐車場の石垣もこのとおり。

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石垣イチゴ


四国の徳島県で個展とライブをやることになり、その荷物を積んで昨日、SHIZUKUのNo.2の愛車ホンダ・アクティ号に乗って出発。本命は新著の追加取材旅行だったのだが、せっかく四国に来るならぜひ個展とライブを、というお誘いを受けて昨年の暮に急遽決まったのであった。

朝、富士山を撮る。

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桐生彦部屋敷


群馬にきて5年。県内の古建築の有名なのはたいがい見たと思っていたが、大物を逃していた。桐生広沢町にある「重要文化財 彦部家住宅」だ。母屋は築380年、民家建築では全国五指に入るという古さ。これ以前は掘ったて柱が民家建築の主流であり、長持ちしないので残っていないのだ。彦部家住宅は礎石へ柱を建てる民家の走りといっていい。

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石垣完成


天端の裏込め石充填が終わる。石垣のおかげで下のスペースが驚くほど広くなった。家が一棟建てられるほどの敷地が生まれた。しかし若干の石と多量の土は残った。それで新たな畑を造成することもできよう。石垣とは「土を流さない」ための処理であると同時に、「新たな土地を造る」作業でもある。土と石を選り分け、それを工夫して積むことで、有用地を造成するというわけだ。

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