スギ強度間伐で育つ広葉樹
翌日はスギ林に入って皮むきをやってみた。ここはアトリエの敷地の中ではいちばん建物に近いので間伐しながら材をよく運んでいるところ。かなりいい感じになってきました。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
翌日はスギ林に入って皮むきをやってみた。ここはアトリエの敷地の中ではいちばん建物に近いので間伐しながら材をよく運んでいるところ。かなりいい感じになってきました。
上毛新聞1/3日付けの1面、注目記事。
「藤岡市、環境保全へ私有林整備」
「広葉樹に植生転換『市民の森』づくり推進」
日野地区というと、我がアトリエの裏側の山にあたる。85haを樹種転換するために、まず始めに5~6割の強度間伐を施すという。市内には稼働を始めたばかりの「県産材センター」があり、間伐材は伐り捨てではなくここへ運ばれるようだ。
Y先生の敷地の草刈りの手伝いにいく。僕らはエンジン式草刈り機を持たないので二人とも手ガマ(長カマ)である。昼食はエビ入り焼きそば。午後は雷が来たので早々と上がる。早めに風呂に入り、雨上がりの庭に出てビール。次いでバーボンの水割り。つまみはイタルさんからもらった青菜のおひたしとジャガイモとチーズのハッシュドポテト風。
今日は埼玉県の鶴ヶ島市で講演。前日からプロジェクターで映す資料を作ったり忙しかった。その仕事が全部終わらず、早朝起きて残りをやろうと思って窓を見ると雪(!) 慌てて早めにアトリエを出る。国道に下りると雨に近いみぞれになって、ほっとする。「つるがしま里山サポートクラブ」の招きで、今回はNPO法人設立記念講演というふれこみで横浜国大名誉教授の宮脇昭氏をトリに、僕はその前座で「人工林の現状とその解決策としての鋸谷式間伐の話を」という依頼だった。場所はこの市民グループを支援しているパイオニア総合研究所の一室で。
トラック移動販売のクロサワ商店のおじさんのお兄さんが、上野村でいい山づくりをしているという情報を入手して、乙母(おとも)集落に住むYKさん(74歳)を訪ねた。あらかじめ『図解 これならできる山づくり』をお渡ししておいたのだが、YKさんは僕と顔を合わすなり「私のやり方は鋸谷さん大内さんの本といっしょですね」と言った。