しかし、ピチットで作る自家製干物は本当にすばらしい。定置網漁の取材から戻ってしばらくのあいだ、ずっと台風の雨だった。だから、普通のやり方では干物は作れない。ピチットがあれば天気は関係ない。冷蔵庫の中という冷暗所の中で、空気に触れず酸化することなく熟成が進む。数日後、ピチットは水を吸ってぶよぶよになっているが、中の干物はこんな感じにツヤツヤである。
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ピチット干物4日目、カプレーゼ
ピチットで作った干物、最後の2枚。スーパーで買った鳥取・長崎産のアジ。安売りで買ってきたら硬直がとけていて、刺身にできない鮮度だった。それを三枚におろしてひと塩をしてピチットで干物にしたのである。冷蔵庫に入れて4日目。
ピチット干物3日目、「海の精」使い始める
マダコ2日目、アジ干物焼く
今日はGomyoの定例活動日ではないのだが、イノシシが棚田を荒らしに入ったというので電気柵直しの手伝いに行く。差し入れに、前日畑でもぎった完熟イチジクを冷やして持っていったら好評だった。
私は主にカメラ担当なのだが、一日照ったので帰宅後の風呂とビールが嬉しい。アテは昨日仕込んでおいたタコがある。酢洗いして24時間後、皮の色素が入り込んで身がピンクががってくる。
カツオ2日目
ピチットで一晩おいたカツオの切り身。皮は引いてあるので水分や臭みはかなり抜けていると思う。小片を切って食べてみると刺身でイケそうだった。また両サイドの端切れをさっと蒸して試食したら、まったく臭みを感じない上質な「なまり」になった。