ピチットで一晩おいたカツオの切り身。皮は引いてあるので水分や臭みはかなり抜けていると思う。小片を切って食べてみると刺身でイケそうだった。また両サイドの端切れをさっと蒸して試食したら、まったく臭みを感じない上質な「なまり」になった。
刺身・・・さてどうしよう。やはり身のユルさがあるので、ここは薄く引いてカルパッチョ風に食べてみよう。
塩をパラパラとふってエゴマ油をかけて食べてみた。なかなかいける。丸元淑生『楽しもう一人料理』の「かつおの刺身と保存法」の中に、カツオの身をアンチョビと和える保存法が書かれている。このカルパッチョにはエゴマ油ではなくアンチョビをつぶしたオリーブ油がよかったかもしれない。
フィットチーネを買っておいたのでちょっと使ってみたくなった。ホントはレンズ豆のスープに使おうかと思っていたのだが・・・。
ニンニク、エリンギ、ピーマンをオリーブ油で炒めてカツオの切り身をのせる。エリンギだけはボールの中で塩をまぶしてもんでおくと火の通りがはやい。
上から塩コショウ。カツオは炒めるのじゃなく野菜の上にのせるだけ。これでフタをして野菜の上で蒸すのだ。
まだうっすらとピンク色が残るところで皿に取り出しておく。
茹で上がったフィットチーネ。
野菜とカツオをこの上に盛り、パルメザンチーズとオリーブ油をかける。
フィットチーネ、やはりこれはスープ系やトロトロ系のソースに合いそうな食感だった。まあでもカツオはピチットに助けられて、けっこう美味しくいただけたんじゃないかな。
赤札の値引き分がピチット代ということで相殺されたわけだw。