雑煮と着物


新年あけましておめでとうございます。桐生で2年目の正月を迎えています。

さっそく雑煮の準備です。これが食べたくてどんなに暮れが忙しかろうと臼と杵による餅つきを欠かしたことが無い。本枯れ節のかつお節を削って出汁をとり、具はニンジンとカブ、長ネギ、少々の鶏モモ肉。餅は囲炉裏のワタシで熾き炭を使って焼く。

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イタルさん新年会とピザ窯


除夜の鐘とともに近くの氏神様である二渡(ふたたり)神社へ詣りに行く。一眠りして朝はお雑煮。

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午後は旧アトリエへ。鬼石までは約2時間の道のり。途中、藪塚あたりで「赤城おろし」を体感してみる。群馬の平野部の冬は「空っ風」が名物だ。畑の砂塵が飛ぶ。だけど平野から見る山の景色はすばらしい。

イタルさん宅には3人のご兄妹が揃って、お呼ばれの私たちと合計6人とネコ1匹ががコタツテーブルを囲む。

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新年の食を刻む


大晦日、近所のスーパーを観察にいってきた。食品売り場はごった返しており、オバサンたちの買い物カゴには「刺身」「牛肉」それに寿司だの唐揚げだのきらびやかに飾り付けしたお惣菜などが載っている。タコやカニなどがどどどっと売り場に並ぶのも恒例ですな。でも、以前、東京暮らしのとき築地やアメ横でバイト経験のあるオレはその実態を知っているのだ。冷凍庫にしまってある売れ残りの「越年(えつねん)モノ」を一掃するのに、この年末は好都合なんだよね。

まあ、それはいいとして、アフリカ産のタコだとかチリ産の養殖サケだとか、情けないな。近頃はなんとマグロまで養殖なんだね。かといって近海物は高いし。

畜産肉に至っては、飼料は遺伝子組み換えだしBSE騒ぎもあってまったく信用できない。アトリエの食事では肉を食べなくなって久しい。なんだか買って料理する気がおきないのだ。

で、僕らは何を買うかというと、納豆と油揚げ、北海道産の塩マス、それに銚子産のメザシ。野菜は買わない。全部で1000円以下だぜ。元旦のメニューがこれだ。

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