引き戸はいる


「鴨居(かもい)」を取り付ける。2枚の引き戸は解体現場から貰ってきたガラス戸なのだが、ぴたっと収まるように、鴨居の位置を正確に取り付けねばならない。これが、実に難しい作業なのだ。なぜなら前後左右上下、3次元の全部の座標軸がぴたっと合わないと、戸がはまらなかったり、動かなかったり、外れてしまったりするからだ。

まずは鉋がけである。この鴨居材はもともとこの壁を構成していた戸棚のもの。おそらく北米の原生林から伐り出した材であろう。年輪が密でまっすぐだ。

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チビカマとガチャポン


忍木菟屋のトイレは汲み取りで、近所の人たちと同じ周期でやってもらうと便利なので、それで近所の係のおばあさんHさんがが訪ねて来てくれた。畑のダイコンやキュウリを持参で。しばらく世間話する。その後、昨日カミナリで待避したオーディオ狂のIさんが「カミナリ豪雨で花が倒れちゃったからあげるよ」と、切り花を持ってきてくれた。ここ桐生では、土日は社交場と化すのであった。こうして、周囲の状況がいろいろわかってくる。

花を花瓶に生けた。それを格子戸越しに見る。格子戸すばらしいな。いままで実感としてわからなかったが、これも日本の木の文化の最高峰だな。

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光開通!


5月31日、6月1日と、友人たちの力を借りて桐生事務所へ荷物を運んだ。神流アトリエは母屋まで車が横付けできない。ので、そんなに荷物はないはずなのだが、けっこう大物がある。たとえば80kgの薪ストーブ。しかしこれも4人がかりならなんなく坂道をかつぎ下ろしてトラックの荷台へ。廃材角材も少し積んでもらった。助かった! 皆さん、ありがとう。

そしてしばし旧アトリエで仕事の整理をしつつ、昨日また桐生へ(大量の本・資料等を運んだ)。新事務所で初めてのお泊まりである。お風呂と台所はまだ改装前なので、町まで銭湯に入りに行き、スーパーで食料を仕入れて祝杯。なんだかキャンプみたいだな(相変わらず、か)。

そしてそして、本日念願の電話(フレッツ光)が開通したのだ。

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