今日は朝から石材が搬入される予定だった。この家の心臓部である薪火暖房装置のパーツである。いつもより早く現場へ駆けつける。
が、石材屋さんはおらず、建具屋さんが和室で障子を入れる作業をしている。社長に電話してみると昼からになるとのこと。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
今日は朝から石材が搬入される予定だった。この家の心臓部である薪火暖房装置のパーツである。いつもより早く現場へ駆けつける。
が、石材屋さんはおらず、建具屋さんが和室で障子を入れる作業をしている。社長に電話してみると昼からになるとのこと。
例の美しい格子入り建具が動きにくくなってしまった。この家を借りたときからちょっと動きは重かったのだが、建具がきしむほど引っかかるようになってしまったのだ。2年の閉室状態を経て、私たちが住み始めるとともに空気が動いて部屋が乾き、さらに囲炉裏で燻して乾いてきたために、木が動きだしたのだろうか。
前回の工場の引き戸の直しはユルユルだから敷居をかさ上げしたのだが、今回はキツキツなので鴨居を削らねばならない。それにはノミで削ることもできるけれど、とんでもなく手間がかかってしまう。といわけで、専用の鉋を使うことにした。
右が「脇取り鉋(わきとりかんな)」、左が「底取り鉋(そことりかんな)」である。底取り鉋は天神様の骨董市で800円でゲットしておいたものだ。もちろん刃はいったん外して研ぎなおした。
囲炉裏部屋改装中。
今日は工場のレール引き戸の直し。敷居の溝がすり減ってしまっていて、鴨居の溝にすっぱり入っていない。それで戸がガタガタするし敷居に戸が引っかかって動かなくなったりする。結局、レールのレベルを上げてやるのが一番な解決法だと考えた。
囲炉裏部屋改装中。
腰板の化粧合板がイヤなのでひっぺがしてヒノキのフローリング材と竹を組み合わせて腰板を再生した。その天端に小幅板をかぶせて仕上げとする。こういうところが勘所なのだが、寸法を正確にやらないと角が収まらず、みじめなものになってしまう。しかも、古民家はゆがみがあるので、素人には非常に難しいところである。
さて、その小幅板の止め方であるが、ビス(木ネジ)が頑丈でいいが、ここは雑巾がけをするところでもあり(囲炉裏部屋は日々の雑巾がけが必須である)、つぶし釘でいく。
一昨日(18日)は桐生市の『文化会館と遊ぼう』というイベントに紙芝居ライブとクラフト講師で参加。かなりの数のお客さんでクラフトはごった返し、満足してもらった様子。タマリンのライブ動画をYouTubeに初アップしてみた。(こちら)。
森の素材はイレギュラーなところがいいのだな。直線や平面がないぶん、自分で材料を組み合わせるのにふだん使わない感性や知性を総動員する。それが楽しくなってくる。驚くのは、日常ではデジタルゲームにどっぷりの小学生たちが、このクラフトをやらせるとたちまちはまってしまい、びっくりするような創造的な作品をつくりあげてしまうことだ。多少のサンプルは出しておくのだが、それを真似する子はほとんどいない。
ただし、講師の誘導はとても大事だ。どうしてもできないところだけ、大人が代わってあげる。あとはできるだけ子供に任せる。
さて、今日は畑やら室内の掃除やら。ネギは順調に太くなり、奧ではyuiさんがアブラナのタネをぱらぱら。