5月31日、6月1日と、友人たちの力を借りて桐生事務所へ荷物を運んだ。神流アトリエは母屋まで車が横付けできない。ので、そんなに荷物はないはずなのだが、けっこう大物がある。たとえば80kgの薪ストーブ。しかしこれも4人がかりならなんなく坂道をかつぎ下ろしてトラックの荷台へ。廃材角材も少し積んでもらった。助かった! 皆さん、ありがとう。
そしてしばし旧アトリエで仕事の整理をしつつ、昨日また桐生へ(大量の本・資料等を運んだ)。新事務所で初めてのお泊まりである。お風呂と台所はまだ改装前なので、町まで銭湯に入りに行き、スーパーで食料を仕入れて祝杯。なんだかキャンプみたいだな(相変わらず、か)。
そしてそして、本日念願の電話(フレッツ光)が開通したのだ。
ネットのスピードがもうぜんぜん速い(以前はISDN)。
さて、しばらくは旧アトリエとの二重生活となるが、ここ桐生での私たちの目標を書いておこう。
1)町場に近づいたここで、まず井戸や囲炉裏を使った生活を復活させる。
2)町の人たちとの交流の機会を増やす。
3)工場の空間を改装してギャラリー・カフェ(音楽も)を営業する。
4)ネットを使って囲炉裏暮らしの動画や音楽を配信・発信する。
5)畑での自然農はもちろんだが田んぼを借りて「ふゆみずたんぼ」を実践する。
6)借地に竹林もあるので、竹細工もはじめる。
のであります。というわけで、ここでもプロパンガスは入れてないのだ(とりあえず水道だけは使うことにした。が、いずれ井戸も復活だ)。
工場の床と窓。
母屋の入り口(建具がすばらしい!)
庭にある井戸の土管(この上にガチャポンを復活)。
工場の裏側はこんな感じ。
そして、私の暮らしについに川が近づいた。これまでさんざん我慢していた「渓流釣り/フライフィッシング」を、ここ桐生で再開しようと思う。
相方のYKとすでにカフェの名前まで決めてあるのだ。「忍木菟屋(しずくや)」。家のすぐ上流に流れ込んでいる沢の名前の一文字をとり、それにミミズクの当て字でSHIZUKUと読ませるのだ。
自分たちだけ山暮らしを決め込んで充足していても面白くないので、ここ桐生で山暮らしのノウハウを実践していこうと思う。それをカフェとネットを通じて広めていこうというわけである。もちろん全国の ファンの皆様の来店やお泊まり、お手伝いもOKである。
以前書いた「町中囲炉裏計画どうよ?」にやや近づいた暮らしになるだろう。
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新著の原稿が完全に私の手を離れ、今日は書名も決まった。今月下旬には書店に並ぶこの本は、山暮らしのノウハウ本でありながら、町の暮らしを照らすなかなか過激な内容を含んでいる。思想書。哲学書として読むこともできるだろう(でも タマリン・キャラのイラスト満載で楽しさもいっぱい)。お楽しみに!
ああ、いまは腰が痛いのでした。
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