富田神社の新嘗祭へ参加した後、お遍路に向かう途中、現場へ立ち寄る。短い時間だが、今日は作業がなく職人さんがいなかったので、建設中の内部をじっくり見ることができた。
この家はできるだけ合板を使わず、国産材の無垢の木で組むのを第一のコンセプトにしている。2階の床板の裏が=1階の天井。無垢の30mm厚スギ板によるシンプル工法なので1階の天井高を従来の工法より低くできる。ただし電気配線や照明器具の設置が難しくなる。
階段はまだできていないので作業用のハシゴを使って2階に上がってみる。床板はすべて張られ、保護のための養生ボードが被せられている。内壁や天井はまだだが、窓と柱は納まっているので景色や空間の雰囲気は確認できる。
2階の2本の丸太柱は大正解だった(施主支給.施主刻みw)。ここは一番安く上げるなら3.5寸角のスギ柱でいいのだが、それでは見た目があまりに貧弱だ。今回はベイマツを使わずすべて愛媛久万産のスギを梁に使ったので梁せいが高い。ダイナミックに見える横架材に対抗するには丸太しかない。