丸太を刻む


昔は大工さんが手で(ノミと玄翁で)構造材を刻んだものだが、いまはコンピュータ・機械刻みの「プレカット」がだんぜん正確で安い。が、それだけでは面白くないし、ヒノキ丸太を入手したのでそこだけ手刻みで行く。丸太は不定形なので、プレカットでは刻めないのだ。

なにしろ枝だらけの暴れ丸太だ。強度は十分あるし、このワイルドっぷりが見ていて面白いではないか。

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引っ越しのときに道具類もいろいろ整理したので、新たに購入。

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まずはノミのかつら出しをする。新品のノミはそのままでは使えない。鉄輪を外してノミの柄の打ち手の部分(かつら)を叩いて(削って)輪を奥に食い込ませ、はみ出た木の部分を外側に叩いてつぶすのだ。これで打ちやすくなり長持ちする。

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プレカット屋さんからもらった図面の寸法通りにぼぞの位置を出す。丸太をどの方向にどう見せるか、太さをどの位置で使うか、十分検討した上で、紙を丸めて正確な輪をトレース。丸太を正確に直角に切るには工夫が必要。

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寸法が取れたら外側は大胆にチェーンソーで伐り、左右の断面に下げ振りで中心線を書く。ここからは手作業になる。

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ほぞのはじまりは手ノコで正確・慎重に切れ目を入れ、ヨキとハンマーでおおざっぱにハツってからノミで正確に刻んでいく。丸太は電動ノコが使えないから手間がかかる。しかも節があるので難しい。節の部分は逆目になるのでノミのラインが内側に引き込まれる、あぶないあぶない。85mm×30mm角・深さ70mmのほぞを、ようやく一つ完成(汗)。

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ヒノキの節はめちゃ硬く、ノミでは歯が立たない。縦引きノコをうまく使うしかないようだ。yuiさんは助手の合間、残った皮むきや節落としなどで汗だく。

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とりあえず今日はここまで。

 


▼ヒノキ丸太、これまでの経過(Gomyo倶楽部のブログに飛びます)

皮むきした丸太を運ぶ(2014/6/15)

皮むきとアカショウビン(2014/6/8)

棚田でヒノキの玉伐り皮むき(2014/3/16)


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