現場視察、配線進む


富田神社の新嘗祭へ参加した後、お遍路に向かう途中、現場へ立ち寄る。短い時間だが、今日は作業がなく職人さんがいなかったので、建設中の内部をじっくり見ることができた。

この家はできるだけ合板を使わず、国産材の無垢の木で組むのを第一のコンセプトにしている。2階の床板の裏が=1階の天井。無垢の30mm厚スギ板によるシンプル工法なので1階の天井高を従来の工法より低くできる。ただし電気配線や照明器具の設置が難しくなる。

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階段はまだできていないので作業用のハシゴを使って2階に上がってみる。床板はすべて張られ、保護のための養生ボードが被せられている。内壁や天井はまだだが、窓と柱は納まっているので景色や空間の雰囲気は確認できる。

2階の2本の丸太柱は大正解だった(施主支給.施主刻みw)。ここは一番安く上げるなら3.5寸角のスギ柱でいいのだが、それでは見た目があまりに貧弱だ。今回はベイマツを使わずすべて愛媛久万産のスギを梁に使ったので梁せいが高い。ダイナミックに見える横架材に対抗するには丸太しかない。

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しかし北山杉などの上品な磨き丸太では役不足だ(背割りが見えてしまうのでなおさら)。棚田と溜め池の活動場所で伐採したヒノキ丸太に出会えた(こちら)のがよかった。現状の木材の価値からすれば、市場には出せない曲がり・いびず・節だらけのヒノキ丸太だが、このような使い方をすればかぜん輝いてくる。

断熱材のスペーサーが棟まで貼られていた。

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電気配線も進行中。

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台所換気扇のダクト。

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1階の配電盤あたりに配線が集中。

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なにしろPCを使う仕事場でもあるのでコンセントの数は多い。

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床下には給湯器の配管など。根太はまだ仮止めである。

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さて、11/21の日記で書いた「下屋のドア枠」の納まりを接写してきたので見ていただこう。

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さりげない処理だが、力学と美しさを併せ持つ日本の大工仕事はやはり凄い、と思うのである。

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今朝はさか枝うどん 春日店で「しっぽく」を食べた。関東でいうけんちんうどん、のようなもので根菜が具にたっぷり入っている。こちらのうどん店では秋冬限定でこのしっぽくを出す店が多い。野菜不足を突っ込まれる讃岐うどん界にあって、唯一のヘルシーメニュー?

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現場の後は、ネコと遊んでからお遍路へ♬

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富田神社新嘗祭2014


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